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八条学園騒動記
第六百六十六話 巨砲からその四

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「修理してじゃ」
「また使うって感じだったんですね」
「うむ」
 今度はワインを飲んで話した。
「最初の頃はな」
「一発撃って終わりなんて」
「使えぬと思うな」
「はい、とても」
 野上君もその通りだと答えた。
「そう思います」
「そうであるな、だが威力はじゃ」
「当時はですか」
「かなり高くてな」
 それでというのだ。
「それでもよかったのじゃ」
「そうですか」
「それが性能が高まってな」
「今みたいにですね」
「何発撃っても壊れぬ様なったのじゃ」
 そうなったというのだ。
「これがな」
「そうですか」
「それも歴史じゃ」
 兵器のというのだ。
「学んでおいてくれ」
「わかりました、それで巨砲もですね」
「一度撃つとな」
 そうすればというのだ。
「それでじゃ」
「それを凌いだらですか」
「あの超巨大戦艦は動く要塞じゃ」
 そこまでの戦闘力が存在しているというのだ。
「それも極めて巨大な」
「滅茶苦茶強力ってことですね」
「指揮能力は百個艦隊を動けるものじゃが」
 連合軍では一個軍である、十個艦隊で一個軍団となり十個軍団で一個軍という編成からそうなっている。
「戦闘力は十個艦隊は壊滅させられる」
「滅茶苦茶強いですね」
「巨砲の一撃で普通に一個艦隊を消し飛ばすが」 
 それだけの威力が存在するがというのだ。
「それが幾つもある」
「単純に計算して数個艦隊消し飛ばせますね」
「それだけでな」
 巨砲のみでというのだ。
「しかも他に多くの主砲にミサイルに副砲とじゃ」
「物凄い装備ですね」
「対空砲座もある」
 これも備えているというのだ。
「だからじゃ」
「十個艦隊を倒せますか」
「一隻でな」
「物凄いですね」
「ティアマト級巨大戦艦で一個艦隊じゃ」
「それだけの戦力がありますな」
「連合軍でな」 
 即ち自分達の軍でというのだ。
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