第五百四話 生きもの達を見てその十一
[8]前話 [2]次話
「君達は仲間だ」
「その仲間とな」
「これからも一緒やで」
「ほんま皆と仲良くて嬉しいんよ」
「そうだよね」
「はい、皆さんと一緒っていいですよね」
「一国だけだと辛いこともあるからね」
ポーランドにリトアニア、ラトビア、エストニアも言ってきた。
「一緒に戦っていきましょうね」
「これからも」
「俺とポーランドもそうしていきますので」
「これからも頼むんよ」
「そや、これからも仲間や」
「それは変わらんね」
「そうだよね」
オランダとベルギー、ルクセンブルグもいる。
「この顔触れでずっとやってきたし」
「これからもやで」
「戦ってくわ」
「こうしてみれば多いな、それに」
芝浦は各国の挨拶を受けてから言った。
「カナダさんもいるしね」
「あっ、僕今から名乗ろうとしたんだ」
「そうだったんだ」
「ここでいつも抜かされるんだよね」
カナダは残念そうに述べた。
「僕って」
「カナダさんはそうだよね」
「本当にね」
「そこは残念だね、あとね」
ここでこうも言った芝浦だった。
「ミクロネーションの皆もいるしね」
「シー君を忘れたら駄目ですよ」
「そうだよね」
そのシーランドにも応えた。
「君達もちゃんといるよ」
「そうなのです」
「私達はサポート役だけれどね」
「戦闘には参加していないけれど」
「ちゃんといるからな」
「いつもね」
「だから忘れるなよ」
「忘れられたら困るよ」
「皆忘れていなくて何よりだけれどね」
シーランドに続いてワイ、セボルガ、ハットリバー、モロッシア、クーゲルムーゲル、ラドニアも出て来た。
「こうした国もあって」
「そして一緒に戦ってるんだ」
「サポート役でもな」
「戦っていることには変わりないし」
「それではね」
「これからも宜しくね」
「仲良くやっていきましょう」
彼等も言ってきた、そうしてだった。
芝浦は彼等の話も聞いて笑顔で言った。
「こうして国まで一緒だしね」
「俺達も色々な面子が揃ってるんだな」
城戸も彼等を見てしみじみと述べた。
「本当にな」
「この顔触れなら問題はない」
秋山はこう言い切った。
「これからもな」
「戦っていけるよな」
「間違いなくな」
城戸にも言い切った。
「これまで通りな」
「お前がそこまで言うって珍しいな」
「わかっているからだ」
秋山は城戸に毅然として答えた。
「これまでのことでな、そう言うとお前もだな」
「俺は最初からだよ」
城戸は何を言っているのかという顔で返した。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ