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L1話 Star【明星】を見定める者
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いて話を聞いてやれ、かのん。」
怯えと絶望感が顔に現れるかのん……なんか、ドSホイホイっぽい絵面だが気にしない。
さて….
冗談は???終わりだ。
ドカァァァァン!!!
「「「「!?!?!?」」」」
「危ねぇ!」
突如道路の真ん中で起こった爆発……そこにいる4人が唖然とする中で、野生の勘を発揮させた那由多が1番離れていた可可を守る???
その代償を払ってしまう。
「ぐぐぐ……」
「大丈夫デスか!?」
「あぁ…肩だ???」
少しばかり不覚を取った速人…それに続いて、かのんと千砂都も心配にやってくる。
かのんは突如起こった出来事に困惑を隠せない。
「何?どういうこと!?」
「ガラスの破片だ…高速で刺さったからその分ダメージもデカいが??肩にズラしたのが幸いだな。」
速人は手持ちのタオルを那由多の鳩尾あたりに落とす。それを取った千砂都はガラスの刃を抜かず、そのままタオルで手当てする???
速人は…3人を守るため、前に出る。
爆煙から姿を現す???雪男のような容貌のバケモノ。
「何アレ……」
「ハワワワ...妖怪(Y?ogu?i)!?」
イエティメギド??一部の界隈ではこう呼ぶらしい。
そのイエティメギドは逃げ惑う人々に冷気を浴びせ、見るも無惨な氷塊へと変貌させ……破壊していく。
無惨すぎる……こうも人間はあっさりと死ぬモノなのか。
本当に???虚しい。
速人は破壊行為によって転がっていた鉄棒を拾い、その雪男を成敗しようと向かう???が、かのんはそれを許さず、彼の制服の裾を引っ張った。
「離せかのん。」
「何言ってんの!?いくら速人君でも…あんなの絶対無理だよ!!」
「でもここでアイツを逃したら、みんな死んじまう!だから……止めるんだよ!!」
かのんの手を振り払い、進み始める速人??が。
ギュッー!
かのんの体は速人の背にくっついて離れない。
「バカ……ばーか!!カッコつけんな…!」
「カッコじゃねぇよ??俺は」
「うるさい!何で私から離れるの…!?ここで速人君が死んじゃったら…私、誰に守って貰えばいいの……!?」
「????」
「約束したじゃん……速人君のバカ!」
約束……その言葉を聞いても顔色一つ変えない速人???だからこそなのかもしれない。
速人はカノンの手を振り解いた???が、ここで異変が起きる。
カチャ
「何これ……?」
速人のポケットに入っていた何か…
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