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L1話 Star【明星】を見定める者
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突如かのんに発せられた意味不明の言語……現代社会の観点から、正確には方言に近いもの。
しかしどちらにせよ意味がわからないのは変わらぬが……お構いなしに??可可は迫り続ける。
「?唱歌真的好好听?。?直就是天?。?才听到?唱歌了。」
「ちゅ、中国語!?」
「我?以后一起唱歌好不好?一起唱! 一起做学?偶像!!」
意味不明な言語に、近すぎる距離に、突如として向けられる輝いた瞳……敬遠したいのは言うまでもない。
「に、?好!謝謝!パンダ!拉麺セット定食ぅ!」ダッ
いかにも典型的日本人らしい、誤魔化し方でその場を去ろうとダッシュするかのん……しかし。
「待ってクダさい〜っ!!」
「怖い怖い〜っ!」
諦めずに追ってくる可可に、かのんは逃げ続ける。
その様子を速人は背後から見ていた。
「スクールアイドルについて詳しく知っているわけではないが……かのん、お前のためだ。」
彼は???飛ぶように走った。
????※????
霞ヶ関の一室………
「今日は??結ヶ丘高等学校の入学式…開校式か。」
「結ヶ丘高等学校?何だねそれは?」
問いただす男……知らなくて当然のように、またある男は返す。
「結ヶ丘で起こったあの一件…その渦中の学校の跡地にできた学校だ。」
「何…?では、まさか???」
「あれほど怪人を発生させていると言うに……なかなか懲りん街だ。」
視線は???会議のリーダーへと注がれる。
彼は即決した。
「どうやら……痛い目に遭わないと分からんらしい。」
「では???その通りに。」
????※????
「はぁ…はぁ……まだ来るの〜!?」
かのんは逃げ続けていた……五分間走とでも言うべきハードさ。しかし可可とはだいぶ距離が離れた???
が、ここに黒い影が側方のビルを走る。
「よっと。ここは少しばかり通せないなぁ。」
「は、速人君!?」
かのんに立ち塞がったのは???速人だった。
5分で追いつくにはあまりに遠すぎる距離……それを難なく、息を切らさずに追いついたのだ。
意外すぎる人物が立ち塞がったかのん。しかし起死回生、彼女の真横に脇道??そこに入ろうとする……が。
「うぃーすっ♪」
「やっと追いついたぞ速人…!」
「ちいちゃん!?那由多君も…!?」
この2人を退かして進むことはできるが、その間に追いつかれる???そんなこんなするうちに…可可が残り10メートルまで迫る。
終わった。
「ゼェ…ゼェ……お、追いつきまシタ…!」
「え…これ……」
「まぁ落ち着
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