そして日々はいとも簡単に壊れ
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しまう。
言葉では止められないと知っていても口が勝手に動いてしまう。
「娘、どーすんだよ!? うちの熱田も口ではああ言っていたが、お前と会いたいと思っているんだぞ! それに他にも色々あるだろうよ! それを───」
言葉は止められた。
自分の意志ではない。理由は先程まで揺れていた鼓動が震えに変わったからである。
直後、三河が割れた。
比喩ではなく本当に割れた。血管が破裂するかのように空間が弾け、目に映る光景に全てに破壊と言う意が生まれる。
崩壊の始まりであった。
その日の朝は何時もと同じであった。
代わり映えの無い朝。
何時もと同じ光景。
どこにでもある日常。
でも、何時までも続くと思われていた桃源郷は儚く壊れ、終わりを迎えた。
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