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おぢばにおかえり
第七十話 詰所はお家その二十八

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「時々橿原神宮なんですよ」
「それで八木や桜井がなのね」
「見事なシャッター街か百貨店がなくなっていて」
「寂れてるのね」
「残念です。西大寺とか奈良とか高の原とかは夏休みとかに行きますけれど」
「色々行ってるのね」
「遊び人ですから」
 新一君は自分で言いました。
「結構です」
「色々行ってるのね」
「そうしてます、明日香村に行ったこともあります」
「飛鳥時代の」
「はい、あそこにもです」 
「奈良県は色々あるけれど」 
 歴史が長いだけにです、おちばだけではないところがこの県の凄いところです。
「そこを回ってるのね」
「お城にも行きますよ」
「奈良県にはお城もあるの」
「郡山にありますよ」
「郡山って大教会がある場所じゃない」 
 おみちの中でもかなり大きな教会です、初代大教会長さんは教祖伝にもお名前が出てくる有名な方です。
「そこにお城があるの」
「大和郡山藩があって」
「教祖伝にも名前出てたかしら」
「丁度近くですしね」
「おぢばとね」
 おぢばつまり天理市と郡山市は隣同士です、本当にすぐそこです。
「それであそこにもなのね」
「行きまして」 
 そうしてというのです。
「お城を見たりしていますよ」
「そうなのね」
「あと子供の頃曾爾高原にも行きました」
「あそこは奥華が毎年キャンプに使ってるわ」
 私も行ったことがあります。
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