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不可能男との約束
祭の前の静寂
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後に少し考えた後に懐を探る。
そして出したのは手帳だ。

「ここはシンプルに手紙作戦なんてどうで御座るか?」

「成程……経験のねぇトーリが本番で全裸をぶちかまさないようにこっちで誘導しとくって事か」

「流石、シュウ殿。話が速いで御座る」

「おい待てよ二人とも。まるで俺が告白の時でさえ全裸でいるのが決まっているみたいじゃねーか。俺がそんなおかしなことをすると思ってんのか?」

「うむ、拙僧思うに、トーリ。貴様は一度鏡を見ろ」

第二特務、キヨナリ・ウルキアガが遠慮なく言うが、トーリは笑うだけだったので溜息を吐くだけであった。
そしてトーリは首を傾げて点蔵の提案について聞く。

「でも、俺。手紙なんて書いたことねーぜ」

「ふふ、愚弟。じゃあ、ここは練習としてそこのエロゲ忍者の嫌いな事とか書いたらどう?」

「おいおい姉ちゃん。そんな友人の嫌いなところなんてうまく言葉にできねぇだろう? そうだ! おい、シュウ、点蔵、ウッキー! お前らも同じ話題で書いてくれよう! 赤信号エロゲ仲間で渡れば怖くないだぜ!」

「おいおいおい、この馬鹿。俺がそんな友人の嫌いところなんて書けるわけねぇだろうが」

「そうで御座るよ。自分、そんな友人を貶すなんて……とてもじゃないが出来ないで御座るよ」

「そうだな。拙僧にもそんな真似は流石に出来んなぁ」

「あ、やっぱりぃ。俺達仲良しだもんなぁ」

トーリ→点蔵

・いつも顔を隠してるのは人としてどうかと思うが上手く言葉に出来ない
・ゴザル語尾はそれギャグのつもりかと思うが上手く言葉に出来ない
・たまに服から犬のような臭いがするのは本当にどうにかして欲しいが上手く言葉に出来ない

点蔵→ウルキアガ

・異端審問官の癖に拙僧というのは変だと思うが上手く言葉に出来ないで御座る
・半竜の癖に姉好きというのが痛々しくて見てられないと思うが上手く言葉に出来ないで御座る
・時々異端用の拷問器具を見てうむと頷いているのを見て正直引くと思うが上手く言葉に出来ないで御座る

ウルキアガ→シュウ

・いつものあの変な歌とは呼べない歌が本気で受けていると思って歌っているのは正直可哀想と思うが上手く言葉に出来ないな
・そのヤンキー口調は個性確立の為なのかと思うが上手く言葉に出来ないな
・巨乳巨乳言って見境なく襲うのは原始人レベルだと思うが上手く言葉に出来ないな

シュウ→トーリ

・いい加減全裸ネタには飽きてきたのだが上手く言葉にしない
・もうそろそろ人としての常識を身に着けるべきだぜと思うが上手く言葉にしない
・そもそもこいつは生きていていい存在だと本気で思っていやがんのかなと思うが上手く言葉にしない

ハッハッハッと笑いあう馬鹿四人衆。
それ
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