第五百四話 生きもの達を見てその五
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「何とかしてやる」
「それお願いしますね、アスタも死なせないで下さいよ」
「わかっている、そうそう死ぬ様な奴じゃないが」
それでもと言うのだrた。
「無茶をする奴だしな」
「だからですね」
「俺が止める時は止める」
「俺も戦いに出たらお願いします」
「ああ、お前もそうそう死なねえから最前線だ」
「えっ、最前線ですか」
「安心しろ、怪人連中と同じ位の強さだ」
その悪魔になった者達はというのだ。
「だからだ」
「それで、ですか」
「お前も生きられる」
「俺も強くなっていますか」
「それなり以上にな、ずっと怪人達とも戦ってるしな」
「以前は一級と言われても、でしたが」
ミモザも言ってきた。
「どうしてアスタさんがなれないで貴方がと」
「あの、凄く本音出てない?」
エミリアはミモザのその言葉に突っ込みを入れた。
「何か」
「滅茶苦茶出ているわね」
ソーカが見てもだった。
「すぐにわかるわ」
「そうよね」
「そうしたことは兎も角として」
ミモザは顔を赤くさせながら誤魔化してさらに話した。
「アスタさんなら一級も夢ではない筈なのに」
「俺もそう思う」
レオポルドも言ってきた。
「アスタなら間違いないぞ」
「武勲も挙げていますし」
「資格は充分だな」
「いや、基準が難しいから」
ノエルは極めて冷静に突っ込みを入れた。
「陛下の推挙もいるし」
「それが納得行きません」
「俺もだ」
ミモザもレオポルドもノエルに反論した。
「あいつの強さと武勲は本物だぞ」
「それで一級でないなぞ」
「国王陛下には言えないがな」
「ちょっとどうにも」
「王様お話聞いても凄いですからね」
明久も呆れて言うことだった。
「どうにも」
「そこは言えないのよ」
「特に俺達はな」
「何と言いますか」
ノエルもレオポルドもミモザも歯切れが悪かった、特にレオポルドは普段のはっきりとしたものが殺されていた。
「王様は王様ですから」
「ちょっとな、その辺りはな」
「王族としては特にね」
「難しいですよね、僕にもわかります」
明久もこう言うしかなかった。
「皆さんは素晴らしいとだけです」
「それ以上は言えないね」
愛子も苦笑いだった。
「ちょっと」
「ま、まあ他の王族の人達が優秀だからね」
心衣も苦笑いで言う。
「いいわよね」
「その言葉滲みるわ」
「本当に王族は国民からも粒揃いって言ってもらってるんだよ」
「そのことは嬉しいです」
「そういうことね、心衣もあんた達は応援してるから」
実際に心から言っていた。
「何とかなるわよ」
「俺からはいつもナイスファイトと言っておくな」
サイタマは優しく微笑んでいた。
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