第143話
[1/9]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
同日、PM2:00―――――
アリサ達が西ゼムリア通商会議に向けて話し合っているその頃、メンフィル帝国軍本陣から招集の指示を受けたリィンは指示された場所――――――メンフィル帝国軍の旗艦であるモルテニアのある部屋を訪れていた。
〜メンフィル帝国軍旗艦・始まりの方舟”モルテニア”・第1会議室〜
「―――――失礼します。へ………」
部屋に入ったリィンは部屋にいる面々――――――リウイ、リフィア、セシリア、ギュランドロス、ルイーネ、ミルディーヌ公女と連合とヴァイスラント、それぞれのトップクラスの地位の面々が揃っている事に思わず呆けた声を出し
「お疲れ様です、リィン少将――――――いえ、”将軍閣下”もしくは”総督閣下”とお呼びすべきでしょうか♪」
「フフ、”その呼び方は少々早いですわよ。”」
「”将軍”に”総督”………――――――!そ、それってもしかして昨日の大戦後エーデルガルト達が俺達に教えてくれた……!」
リィンにウインクをして挨拶をするミュゼにセシリアは苦笑しながら指摘し、二人の会話を聞いたリィンは一瞬呆けたがすぐに心当たりを思い出して血相を変えた。
「色々と聞きたい事はあるであろうがまずは席に着くがよい、リィン。」
「ハッ。――――――失礼します。」
そしてリフィアに指摘されたリィンは返事をした後着席した。
「さて………――――――まずはリィン。昨日の連合、ヴァイスラント、王国軍共同によるエレボニアのリベール侵攻軍に対する迎撃戦を敵軍の総大将であるヴァンダイク元帥を討ち取る事で終結させた事、見事だった。」
「……恐縮です。自分のような若輩者がそのような大手柄を挙げる事ができたのも多くの仲間達もそうですがギュランドロス陛下やオーレリア将軍の加勢、そしてカシウス中将の献策のお陰です。」
「クク、相変わらず謙虚だねぇ。お前は大戦を終結に導き、”激動の時代”を終わらせた”ゼムリアの新たな大英雄”になったんだから、もっと堂々としていいんだぜ?」
「フフ、”鉄血宰相はまだ死んでいません”から、”激動の時代を終わらせた”という言葉は”少々”時期尚早ですわよ、ギュランドロス様。」
リウイに労われたリィンが謙遜した様子で答えるとギュランドロスは口元に笑みを浮かべて指摘し、ギュランドロスの指摘に対してルイーネは苦笑しながら答えた。
「別にちょっとくらい早くてもいいじゃねぇか。なっ?」
「え、えっと……?」
ルイーネの指摘に対して答えたギュランドロスはリィンに話を振り、話を振られたリィンは戸惑いの表情で答えを濁した。するとその時リウイが咳ばらいをして話を始めた。
「――――昨日の作戦時”灰獅子隊”の一部の者達が”紅き翼”の
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ