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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第二十八話 断罪王Σとヤンデレ美少女アオイ。女に手をあげる男が最低なら、男に手を上げる女も最低だ!暴力をふるう奴なんて男とか女とか関係なく最低なんだよ!暴力をふるうやつは全員、シャンプーハットかぶったまま地雷だらけの紛争地域で運動会でもしてろ!
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前だった。
僕は水道の蛇口を開く。
水道から流れる冷たい水をバケツにあふれるくらいに入れる。
僕は名前も知らない人の家のクッションで爆睡しているアオイちゃんにバケツに溜めた水をぶっかける。
「ぶほっ!ちょっとあんた何すんのよ!服が濡れちゃったじゃない!」
「うるせぇ!この地雷系女!せっかくだから僕がこの社会の厳しさってやつをしっかり教育してやるぜぇ!」
「私は地雷系女じゃないわ!ヤンデレ女よ!」
「どっちも似たようなもんだろうがぁッ!」
「ちがうわよぉッ!」
アオイちゃんはポケットからだしたナイフを僕の腹部に突き刺していた。
「あ、あんただ悪いのよ!わ、私だけのものになってくれないあんたが悪いのよ!」
「い、意味がわからない...」
この女、酔っぱらっているとか以前にそうとう狂っている。
まぁ、それは僕もおなじかもしれない。
「とぼけてんじゃないわよ!私にやさしくしておいて、私だけのものになってくれないとかマジありえないんだから!」
腹部から血がどんどんあふれてくる。
「アオイちゃんに暴力をふるった僕がどうして優しいのかまったく理解できない」
「だってあんた道で寝ている私のこと心配してくれたでしょ?いつも、みんな私のこと朝まで無視するのに...」
なるほど、アオイちゃんはおそらく毎晩、だれかに構ってほしくて、地面にああして仰向けに寝ているのか。
「でもあんたは私に暴力をふるった!私だけの男が私に暴力なんてするわけないのよ!あんたは私にやさしくするだけして、私の心をもてあそんだ!だから、あんたは死んで当然なのよ!」
マジでなんなんだコイツ...つーかもう...あ〜ダメだ、教育したい...もう教育したくてたまらないよぉ〜。
「シンゴォォォォォォォォッ!」
僕の衣服は粉々に破れ、筋肉が膨張し、皮膚を鋼鉄の装甲が覆う。
断罪王Σに変神すると同時にアオイちゃんに刺された傷口が塞がっていく。
「うぎゃあぁぁぁぁぁぁッ!」
アオイちゃんが僕の腹部に何度もナイフを突き立てる。
しかし、断罪王Σと化した僕の鋼鉄の皮膚に覆われた腹部の前には無力だった。
「そんな...」
「アオイちゃん、女の子がそんな危ないものをもっていたらだめだよ」
僕はアオイちゃんの手からナイフを取り上げると、家の中に飾ってあった家族写真に向かって投擲する。
アオイちゃんのナイフがダーツの矢のように家族写真の中で笑っている女性高齢者の顔に直撃する。
「クソババァが幸せそうに笑ってんじゃねぇぞ!この野郎!」
家族写真に写っている幸せそうに笑う女性高齢者むかっていきなりブチ切れる僕を見て、アオイちゃんが驚愕している。
僕は手ぶらになったアオイちゃんの両手を掴んで僕の腹部に突きいれる。
アオイちゃんの両手が僕の腹部に吸収され、固定される。

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