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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第二十五話 断罪王Σと美少女イマジナリ―フレンド・アリス。子供に死んでほしくないとか言ってる奴は子供なんて作るな!人間なんだから死ぬに決まってんだろ!自分勝手な思想を子供に押し付ける奴らはコンセントにつながれたままの家電製品とハグしながらプールでシンクロナイズドスイミングでもしてろ!
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これはまだ僕が断罪王Σの力を手に入れる前の話しである。
不良たちに学校の校舎裏に無理矢理、連れていかれた僕はいつも通りボコボコにされていた。
不良たちは僕をボコボコにすると満足したのか、へらへら笑いながらどこかへと移動した。「あなたはどうして、あいつらにやり返さないの」
白いゴシックロリータのドレスを身にまとった金髪美少女・アリスが僕に話しかけてくる。
「そりゃあ、やり返しても、やり返さなくてもボコボコにされるからにきまってるだろ」
「なら、私と話さなきゃいいじゃない」
三階の窓から僕以外だれもいない校舎裏で一人で話す僕を見た女子たちが紙くずを投げてくる。
そう、アリスは僕にしか見えない、僕だけの友達、いわゆるイマジナリ―フレンドってやつだ。
たび重なるいじめによって、屈折した僕の心が生んだ美少女、それがアリスである。
親を心配させたくない一心でいじめられていることを両親に黙っている僕にとってアリスは僕の孤独を癒してくれる親友だった。
「友達を無視するなんて僕にはできないよ」
「でも、いじめが激しくなったのは教室で私と話すようになってからでしょ」
「僕は君と話す前からいじめにあっていたからね、どっちかというと、相談相手がいる今の方が僕は幸せなんだ」
「あっそ、なら勝手にしなさい。そのうち不良たちに殺されても私は知らないんだから」
「でも、もしアリスの言う通りになったら僕はこの狂った世界から解放される、集団生活の中で見た目が悪い人間が最優先に嫌な思いをしなければいけないこの世界からね」
「そうなったら、私はどうするのよ」
「どうなるんだろうね、君は僕が作り出した存在だから、多分、僕と一緒にあの世にいくんじゃないか」
「でも、もしそうじゃなかったら私はこの世界でひとりぼっちになってしまうわ」
「そうだね、アリスは僕にしかみえない存在だからね」
「なら、私のために生きてよ」
「そうだね、こんな世界でもアリスのために生き続けみるよ」
三階の窓から、アリスと話す僕を馬鹿にする様にモップが落ちてくる。
モップが僕の頭部に直撃する。
「痛い」
頭部から生暖かい血が流れて、僕の額をつたう。
「ねぇ、セメルは今を超越してみたいとは思わない?」
「また、その話かい?」
「私と契約して断罪王Σの力を手に入れれば、あなたは今を超越した存在になれるのよ」
「でも今を超越したら僕が大事にしていた今はもう二度とかえってこない、そうだろ?」
「そう、時の流れと同じくね」
「でも、それってきっと...いや、なんでもない」
「いいのよ、私のことは気にしないで」
「でも、僕は今が大事なんだ。よく考えてごらん、僕にしか見えない、僕にしか話せない、そんな僕だけに都合がいい友達を持てる幸せ者は世界で多分、僕だけさ」
「でも、このままだと
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