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チートゲーマーへの反抗〜虹と明星〜
R1話 TOKIMEKIの灯火
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を見る???黒い影。


「マンモスマギア…か。頃合いだな。」


黒い影は一台の何かを懐から取り出し、逃げる2人の元へと投げる……当然、侑と歩夢は投げられたものに注目する。

歩夢はグラフィックボードのようなガジェットを拾い上げてしまう。


「こ、こんな時に何か落ちてきた……?」
「ゼロワンドライバー……超古代から伝わる神のォテクノロジーだァ!」
「「!?!?!?!?」」



2人はその声の主の方向を見る……と、喋っていたのは立った髪にゴーグルをつけた黒いゲームキャラのような謎の「仮面ライダー」。


「歩夢、あれって…仮面ライダーだよね?」
「う、うん??ずいぶん見た目は違うけど。」


仮面ライダー???古代遺跡から発見された技術を応用した人間の拡張装置……しかし一般のものとは似ても似つかないような姿であった。

そんな彼が言う。


「私は仮面ライダーゲンム……さぁ、ゼロワンドライバーを手にしろ???高咲侑ゥ!」
「わ、私!?」


侑はゲンムの言われるままに……歩夢が抱えたゼロワンドライバーを手にする。



「!!!!!!!!!!!!!」



〜〜〜〜〜〜


浮かび上がる……ナニカ。

愛。勇気。誠。

生まれたトキメキ????

女の器にして、本来は男の性質を持つ……


お前は…………



〜〜〜〜〜





「歩夢……私、知ってる。」
「侑ちゃん?」


ドライバーを手にして刹那、呆然としていた侑が最初に発した言葉……

侑は確認するように歩夢に言う。


「私……いや、【僕】知ってるよ!!」
「ぼ、僕!?」


思い出したかのように変わった1人称。

突然のことに、歩夢は動揺を隠しきれない。そして同時に何か変わってしまった侑に対する不安を大きくする。


「どうしちゃったの侑ちゃん!?」
「思い出したんだ…コレの使い方。そして???」
「……?」



「僕が????今、何をすべきか。」




【ゼロワンドライバー!】




腰にあてがわれたドライバーは即座にベルトを展開し、侑のウエストにしっかり固定される。

その瞬間???天が彼女を認めるかのように、温かい光を注ぐ……

そして、彼女の手に黒く四角い素体に、ライトイエローのバッタが描かれたカセットテープ??「プログライズキー」が創造される。


「!」
「それが……君本来の???」


ゲンムはボソッと呟く。

対照的に侑は歩夢に堂々とした声で言い放つ。


「歩夢!」
「侑ちゃん…?」
「これは……【僕達が背負った運命】なんだ。」



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