R1話 TOKIMEKIの灯火
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霞ヶ関の一室にて…男たちが話す。
「エルシャム王国は拡大しすぎた…あの体制は何だと、上はひどくお怒りだ。」
「文化が共存する調和社会なら、日本以上のスパイ天国だと思い込んでいたが???諜報はおろか、ろくに活動すらできないとは……」
「住民の意見不干渉と意識的な行動によって、横の繋がりの重視されるからエージェントによる内部破壊などできそうにない…不審な行動をすれば王自らが出動するそうだ。」
「あのダヴィデ王はあのスクールアイドルを全力で支援していると聞く……これではアレが到来してしまうではないか。」
アレ……この言葉が発せられた時、周りの空気が一気に先鋭化する。
「そんなことは万が一にもあってはならん??何か手は無いのか?」
「であれば……《誰か》にやってもらうしか無いなぁ。」
「最初からそう言っているではないか。そのために自治という名目で??首都圏の分離を王国に提案したのだろう?」
「なるほど???そういうことか……おい、誰かおるか!」
椅子に着く男たちの元へ、黒ずくめの男たちがやってくる……
「すぐに【あのシステム】を作動させろ。」
「はっ……」
命を受けた黒ずくめの者たちはその場を音も立てずに退散する……
「そうか??誰そが研究中の人間を暴走させるシステムがあったなぁ。」
「暴走させるにとどまらず……その人間を、異形の者へと変えるのさ???一定のストレスを持った者がな。」
「それを鎮圧するため彼らに働いてもらうわけか。」
「あぁ??我々の利益のため……ゴイムたちには働いてもらわねばな。」
ーーーーーーー
「あ〜かわいかったなぁ〜」
未だ賑わうお台場ダイバーシティ……そんな中で、侑は未だにスクールアイドルに浸っている。
???そんな状況を歩夢は見かねる。
「明日小テストだよ?そんなにスクールアイドルに気を取られちゃダメだよ。」
「あ、そうだった……けど〜!」
「もう!侑ちゃんったら〜」
歩夢に駄々をこねる侑………いつもの光景。
そんな光景は???一瞬にして崩れ去った。
「キャー!!助けて!!!」
「ウワァァァァ!!!」
「逃げろぉ!!!」
先程聞いていた歓声とは似て非なるもの………悲鳴。
恐怖のみその心に宿らせる悲鳴???悲鳴は悲鳴を呼ぶ。人々は怪我を負うか、傷つけられるのみ……
その恐怖は一体の機械質なマンモス。
「何あれ……?」
「と、とにかく逃げよう!」
今度は逆に歩夢が侑を引っ張って進行方向を反転させ、あの怪人から逃げようとする……
それ
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