R1話 TOKIMEKIの灯火
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??すると、彼の持っていた本を払うように地面へと投げ捨てる。
侑は彼女の行動にしては過激すぎることに、驚きを見せる。
彼女は……語気を強める。
「平穏に過ごしてる私たちに関わらないでください…!」
「??確かに、君たちの情報はそれには書かれていないが……」
歩夢の拒絶にも構うことなく『黒地祝』と名乗る男は、【HOLY BIBLE】という題名の本を持ち出して読み始める。
「普通の高校生を演じる上原歩夢……その正体は??
《キャ〜!!》
祝の声を遮るような歓声……流石の侑と歩夢も気にせずにはいられなくなる。
それを察したように、祝は本を閉じる。
「おっと、少し読み過ぎてしまったようですね。」
「何を……?」
「君は行くといい。自分の好きなことを……追求するのが、君の運命だよ。」
黒い男は……そのまま歩いて去っていく。
侑は???歩夢に提案する。
「ちょっと??行ってみよっか。」
「侑ちゃん…?」
「ほら、行くよ?」
「ちょっ、ちょっと〜!」
2人は向かった……その先では???
藍色の美少女が1人立っていた。
CHASE!(歌:優木せつ菜)
〜〜〜〜〜〜
ステージを熱くする火柱。
自分を異世界へと引き込む踊りと歌……
自分の心を燃やす???全てが!!!!
ーーーそんなステージが竜頭龍尾で終わった……
湧き上がる???トキメキ!!
「すごい……!」
「うん…!」
相槌をうつ歩夢の手を握り、もう一度確認するかの如く侑は尋ねる。
「だよね!すごかったよね!!」
「う、うん…」
「カッコよかった!かわいかった!ヤバいよ!!あんな子いるんだね!!」
「……」
「何だろうこの気持ち…すっごいトキメキ!!??」
侑の心はクルクル回転するかの如く踊っていた……まさに生命の喜び。
視界がパァっと開けた…彼女が探し求めていた、毎日を刺激するような贈り物。
その興奮具合は侑をよく知る歩夢でも引いてしまうほどの感激????!
「一体なんて子なんだろ!???あ!ポスター!」
ポスターを見た侑は歩夢を引っ張って行く。
「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会……」
「虹ヶ咲って???」
「「ウチの高校だ〜!!!!」」
????※????
関東地方を除いて、全ての国土がエルシャム王国に所属している……全ては自由を求めてのこと。
裏を返せば、日本政府は首都圏だけは死守したとも言えるのだが?
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