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人生コンティニューしたらスクールアイドルを守るチートゲーマーになった
66話 葬られたSpector
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..........」






俺たちの夏休みは最悪な形で始まってしまった。






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「そんな........稜さん???????」
「冗談ナシで受け取っていいわね.......?」
「ああ。」


稜の捜索に協力してくれた3年生組に事のあらましを伝えた。稜が倒されたこと。アークが地上進出したこと。そして???????仲間割れしかかっていたことも。


「そんなの..........受け入れられる訳ないじゃん」
「果南ちゃん?????」


果南は海の見えるベランダに向いて、俺たちに背を向ける。途中嗚咽のようなノイズが言葉にかかっていた。

稜と1番付き合いが長かったのは果南だ。同年代である男友達。千歌・曜・俺の関係でも、俺・魁の関係でも、果南・鞠莉・ダイヤの関係のいずれでも稜はフィクサーだった。

果南とダイヤに鞠莉が加わった。これは皆知っていると思うが、実はダイヤと果南をくっつけたのは他でもない稜だ。これは深天大地と黒澤父が友人だったことに起因すると最近分かったが。


口に出すことはなかったが、彼こそAqours誕生の土台を作った張本人なのだ。


そんな彼が本当にいなくなったことに揺るがぬ者はいない。しかしそれでも解決しなくてはならないことがある。



「稜が失踪したこと...........アイツらに話したか?」
「いいえ。話しておりませんわ?????」
「才.........まさか.......!」
「このことは??????下級生Aqoursには話さないでおこうと思う。」
「才????いい加減にしろ!!」


今までしんみりとしていた雰囲気が突如、魁の怒声によってピリリとしたスパイシーな空気へと変換される。


「秘密が.......俺たちをこの最悪な結果を導いてきたんだろう!?稜自身も含め俺たちに取り巻く全ての秘密が稜を死に追いやった『魁!!』
「お前?????いつから俺が稜が死んだと言ったんだ?」
「どういうこと才!?」


背を向けていた果南はすぐに振り返り、その赤くなった目頭を顧みずに俺に聞きに来る。


「考えてもみろ、倒されたかもしれないが稜の遺体は見つかってないんだ。それも肉片すらな。生きているとは言い難いが.........死んでいると断定するのもおかしい話だ。」
「え......?どういうこと?もうちょっと単刀直入に言ってよ。」
「これ以上簡単にできるか。」
「じゃあ..........」


魁は稜が遺して形見のスペクター眼魂を取り出す。


「その眼魂に稜が封印されているかどうかは調べてみないとわからないが..
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