第八十一部第四章 一日のうちにその四
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「いいな」
「承知しています」
「ではです」
「潜水艦を閣下の言われる通り動かし」
「そしてです」
「最初の一撃を浴びせます」
「そしてだ」
敵であるティムール軍に潜水艦で決定的な一撃を浴びせてというのだ。
「いいな」
「はい、それからですね」
「さらにですね」
「通常艦艇でも攻撃を行い」
「敵軍を殲滅し」
「敵の戦線も突破します」
「その様にな、そしてだ」
攻勢の後のこともだ、アッディーンは話した。
「さらにだ」
「サマルカンドですね」
「敵の首都に向けてですね」
「我々が進撃していきますね」
「敵を追う形で」
「そうだ、ティムール軍の戦力は国境に集中している」
ティムールとオムダーマンの国力差を考慮し国境に集中させてそこで防ごうという戦略だったのだ。
それでティムール軍は国境に戦力を集中して配置しているのだ、アッディーンもそのことを知っていて言うのだ。
「それならだ」
「その戦線をですね」
「突破すればですね」
「後はですね」
「サマルカンドまでは」
「少なくともサマルカンド近辺までだ」
そこまでというのだ。
「進む、そこでティムール軍が態勢を立て直してもな」
「それでもですね」
「最早そこまで至ればですね」
「ティムール軍の戦力も少なくなっていて」
「勝敗も決していますね」
「そこまで進めるのがだ」
まさにというのだ。
「今日の戦いだ」
「左様ですね」
「では、ですね」
「これより我等は」
「一気に進みますね」
「そうする、では攻撃開始だ」
「了解！」
軍司令達は一斉に敬礼をした、こうしてオムダーマン軍は動きだした。
この命令の後でだ、アッディーンはこうも言った。
「そして食事と休養だが」
「レーションですね」
「本日はそちらですね」
「そして休養もですね」
「酸素タンクですね」
「それで摂ってもらう」
双方をというのだ。
「今日はな」
「休息も必要ですが」
「そして食事も」
「ですが今は迅速に」
「そうしないといけないですね」
「今が戦争を決する時だからな」
それ故にというのだ。
「各員それぞれの持ち場でだ」
「食事を摂り」
「睡眠もですね」
「酸素タンクで摂る」
「一時間で」
「そうだ、交代でな」
食事も睡眠もというのだ。
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