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人生コンティニューしたらスクールアイドルを守るチートゲーマーになった
61話 始まるChaos【混沌】
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「今こそエグゼイドを滅ぼす刻..........いざ聖戦の始まりだ。」
「ねぇ滅〜!アイツ嫌い!!アイツは僕に殺らせてよ!!」
「好きにしろ。」
迅に放任する様に吐き捨てる滅に、映像を映していたアークが話しかける。
『このチャンスを活かすのだ。エグゼイドを倒すのが目的ではない。ワタシが掲げた目的を最優先にしろ。それがワタシの結論だ。』
「アークの意思のままに..............」
そう言ってアークは再度、たった独りで処理演算を始めるため神鏡に籠る。
「ねぇねぇ!人類が滅んだ後ってどうなるの!?」
「我々人工知能が人間にとって変わって新たなこの星の民となる。これから我々の同志も増えていくだろう。」
「へぇ〜!じゃあアークがお友達を作ってくれるのかな?」
「友達............?」
「そう!仲良くする人のこと!」
「なるほど............ならば、俺はお前の《《父親》》という存在だ。」
「父親?」
「俺にはお前を一人前にする任務がある。お前は俺より《《大事な存在》》なのかも知れないな............」
今の言葉のニュアンスは滅としては、アークが自分と迅を比べた場合の話である。たしかにアークは滅より迅の方が最終的には互角以上の強さを発揮すると予測していた。機械的に考えるなら、シンギュラリティの到達が早い方が強くなるだろう。
しかし迅はそうは受け取れていなかった。《《滅にとって自分が大切な存在だと認識してしまった》》のだ。
このズレは後々大きな波乱を生むのかも知れない。おそらくアークにも、もちろん我々の想像を遥かに超えたモノに。
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今まで燃えていた太陽もいよいよその役目を終えようと、遠くへと離れている。遠ざかるほどに空は闇へと染まっていく。海だけがその焔の道を切り拓いている。
竜介は1人で十千万のカウンター席に座っていた。苦戦したデスクワークの後の一服に時々利用しているのだ。今日は特に日曜出勤という折り紙つきのだ。
前にも話したが竜介は高海家長女の志満の2つ後輩で、高海家二女の美渡の2つ先輩にあたる。先輩後輩だが、保育園から中学校まで同じだった縁がある。
「あぁ〜わかんねぇ。何かスッキリしねぇな.........!」
「どうしたの?いつもの竜介君らしくないね。」
「志満............」
「はい、プロテイン。」
「あぁ.......ありがとう。」
竜介は引っ掛かっていた。稜と魁????特に稜について特段心配していた。
確かにあの写真は才だと断定するに足りるものだった。しかし、後ろ姿だけで顔は確認していない
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