第六十一話 ドーナツその三
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「よくね」
「それがいいわね」
「やっぱりそうなのね」
「そう、どちらにしてもお酒の飲み過ぎはよくないけれど」
それでもというのだ。
「飲むならワインはね」
「いいのね」
「そうよ。それで私シャンパンもね」
こちらの酒もというのだ、ワインの一種である。
「飲むわ。結構泡が出るワインもね」
「好きなの」
「特にランブルスコいいわよ」
「ランブルスコ?」
「イタリアのワインなの、かなり甘い泡の出るワインなの」
咲にそのランブルスコの説明もした。
「赤も白もロゼもあるの」
「そうなの」
「このランブルスコもいいから」
「美味しいのね」
「一本千円位で私達には高いけれどね」
学生から見ると、というのだ。
「これがね」
「美味しいのね」
「そうなの」
実際にというのだ。
「だから飲んでね、ワインもいいわよ」
「ドーナツにも合うし」
「そうよ」
愛は今度はオールドファッションを食べつつ話した。
「だから今度ね」
「ドーナツとワインね」
「その組み合わせ楽しんでね」
「そうするわ」
愛に笑顔で答えた。
「機会があったらね」
「それじゃあね」
愛はチョコドーナツを食べつつ応えた。
「そうするわね」
「そうしてね、意外な組み合わせかも知れないけれど」
「ドーナツとワインは」
「これが合うから」
紅茶、ミルクティーを飲みながらまた咲に話した。
「期待出来るわよ。他にはザッハトルテを食べて」
「オーストリアのスイーツね」
「チョコレートをふんだんに使ったケーキね」
「あれ物凄く美味しいのよね」
「そのザッハトルテに」
これを食べてというのだ。
「ワインって貴族的でしょ」
「そうね、オーストリアのね」
「そこに音楽もあれば」
さらにというのだ。
「凄く、でしょ」
「オーストリアのね」
「貴族的でしょ。音楽はクラシックよ」
「言うまでもないわね」
「オーストリアはモーツァルトだけじゃないから」
天才とまで言われたこの音楽家一人でこの国が音楽の国とまで言われる様になった訳ではないというのだ。
「他の沢山の音楽家もね」
「出て来たからよね」
「音楽の国になったのよ」
「そうよね」
「ウィーンは音楽の都でね」
そう呼ばれている、今でも。
「凄い歌劇場もあってね、コンサートや舞踏会もね」
「行われてるの」
「今もね、それでスイーツもよ」
これもというのだ。
「有名だからね」
「それを食べてなのね」
「コーヒーを飲んでもいいし」
「ワインもなのね」
「しかも音楽を楽しみながらね」
「物凄く優雅ね」
「それだけのものがあるのよ」
ウィーンという街にはというのだ。
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