第六十一話 ドーナツその二
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「中華料理にも合うのよ」
「何でも合うのよ」
「ワインは魔法のお酒だから」
愛は今度はチョコレートショコラを食べつつ話した。
「甘いものにも合ってね」
「中華料理にもハンバーガーにもなのね」
「合うのよ、白ワインと使い分ければ」
「和食や魚介類の時はそっちね」
「そうすれば何にでも一緒に飲める」
「そんなお酒なのね」
「いいものよ、だから私最近結構飲んでるのよ」
今はミルクティーを飲んでいるがこう咲に話した。
「赤だけでなく白もね」
「両方なのね」
「そうしているの」
「そうなのね」
「美味しいしどんな食べものにも合うし」
今言っている様にというのだ。
「それに身体にもいいしね」
「他のお酒に比べてよね」
「明治帝は日本酒がお好きでね」
「それで糖尿病になられたのよね」
「他には甘いものもお好きだったそうだけれどね」
愛はこのことも話した。
「蒸しカステラ、羊羹、アンパン、アイスクリームって」
「そのこともあったのね」
「とはいってもおやつで一切れずつだったから」
「少ないわね」
「皇室よ」
日本のとだ、愛は咲にこのことも話した。
「今だって凄いでしょ」
「滅茶苦茶質素で有名よね」
「宮内庁の予算自体が北朝鮮の将軍様の贅沢費より下よ」
どちらも一年辺りで観てだ、世界第三位の経済規模の国の国家元首の家の関連の予算よりも世界の最貧国とさえ呼ばれる世襲でない筈の共産主義の国家元首の独裁者一人の贅沢の為の予算の方が上というのだから恐ろしい。
「それだけ質素だからね」
「というかあの国がおかし過ぎるのよね」
「そうだけれどね」
そもそもというのだ。
「けれどそれだけよ」
「日本の皇室が質素ってことね」
「それでね」
愛は話を続けた。
「明治帝のおやつもよ」
「それだけなのね」
「一切れだけなのよ」
「じゃあ糖尿病は日本酒からなの」
「本当にお好きそうだったから」
夜の一時半まで楽しく飲まれることもあったという。
「それでよ」
「糖尿病になられたのね」
「そう、けれどワインはね」
「日本酒よりも糖尿病になりにくいのね」
「痛風にもね」
こちらの病気にもというのだ。
「こっちはビールだけれどね」
「ビールは言われるわね」
「そうよ、プリン体があるから」
その為にというのだ。
「そちらが怖いのよ」
「お父さんもそのせいでビール飲まないしね」
咲は父のことを思い出して話した。
「あまりね。日本酒もね」
「叔父さんも健康に気をつけてるのね」
「そうみたい、それでね」
その為にというのだ。
「お酒はワインも飲むし焼酎とかもね」
「飲んでるのね」
「そうしてるわ」
こう愛に話した。
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