序章
プロローグ後編〜Re:Advent【再臨】〜
[1/7]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
11次元。
創造を終え、休息につく神が傍観する次元??そこには胡座をかいて瞑想する黒髪の男が1人。
使いである9頭の蛇 アナンタとともに、瞑想を退屈そうに見るプリズムのように光輝く髪の女が1人。
男が…開眼する。
そして開口一番に言った。
『…面白そうだ。』
女…ハイパーロード/Aqoursにはその言葉の真意を見通されていた。
??もはや第三者視点はやめよう。語るのはこの俺、ハイパーロード/ムテキだ。
『再び…地球に?』
『あぁ???面白そうだろう?』
俺たち2人は一度3次元に降り立っている……
彼女の地球での名前…魂の持ち主???それがスクールアイドル Aqoursなのだ。
彼女らと俺が転生した姿が出会った時、地球の調和は始まり…【巨大な歪み】を正した。
その物語はまた別の話…だが、その地球を巡って再び何かが起こっている??そう言いたいのだ。
そんな俺を見て彼女はジトっとした目になる。
『あの子たちへの償いのつもり?』
『別に…ただアイツらが修行しているのを見てやりたくなってな。』
自由……悪く言えば自分勝手で奔放。それがこの俺。
普通なら彼の言葉にはそうそう逆らえない…が、ここにそれを思いっきり嫌う女がいる。
《今は》琥珀色の瞳を昏く、ヤンデレっぽい表情になるハイパーロード/Aqours……俺の唯一無二の伴侶。
『あなたはどれほど彼らを傷つけたか……堕天した後改心した結果があんな結末を迎えるなど不憫でならないわ!』
『……しかし敵討ちはしてやったろうに。』
『それもあなたの気まぐれでしょう?封印されているのを解き放ったとはいえ、いつ傷を負うかどうか……どう責任を取るつもりかしら?』
『何だよ責任って。どっから湧いて出てきたんだその責任は。』
俺の無責任な話に彼女はさらに怒る。
『そうね。あなたは私を身重にさせておきながら責任も取らずに逃げ出す最低な男ですものね。女を苗床程度にしか思っていないですもんね変態変態変態……』
『あークソめんどくさいこのメンヘラ女。』
面倒くさい彼女の愚痴に嫌気が差した俺は大蛇 アナンタをベッドにして寝転がる。
しかし彼女は俺の態度に不満を覚え、俺の足元で怒りがこもったマッサージをしてくる。瞳を紫に、ポニーテールに変化させ。
『まじめに聞きなよ!』
『普通に痛いからやめろ……なぁアナンタ、お前からも言ってやれよ。』
【私に降るのですか?喧嘩で痛い目に遭わされるのは避けたいのですが……】
『そうだよ。いい加減に逃げるのはやめよう?』
『どの道聞いても納得しないだろうが。』
対極の俺たちが分かり合うことは永久に来ない。これは
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ