序章
プロローグ後編〜Re:Advent【再臨】〜
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経営、君が人々の統治…これは鉄板だ。」
「今やエルシャム王国は南北アメリカの西側、東南〜南アジア、オセアニア、そして関東以外の日本…これらを統治するまでに至った。全ての種族を平等かつ自由にするためにな。」
エルシャム王国???どこぞの言語では平安の都という意味があるらしい。
広大な領土…いや、占有という考えはこの王たちにはない。国という枠から解放し、自由と調和を進める??強権発動などもってのほかだ…
しかし??
「実態を全く知らぬ者たち…特にアノ者らは大東亜共栄圏の100年越しの再来だと罵る者もいる。」
「関東が自治特区になったのも…そのためか。」
「あぁ…人々が平和で自由で??皆が共存する調和の社会は遠い…か。」
彼が理想とする社会……それはかつて立てた誓い。神の名の下に立てた??理想。
しかし理想とは叶わぬもの…そうあるべきだと本人たちは自覚しているのかもしれないが。
そこに???とんでもない人物がやってくる。
「なーにシケた顔してるのよ〜!」ドシャン!
「「ぐはっ!」」
突如現れた彼女??椅子を笑顔で王様の頭をぶつけて、漫画のようにそのままイフトの方へと体をぶっ飛ばす。
イフトはそのまま…
【GAME OVER!】
「ブゥン!」テッテレテッテッテー!
再び土管から無傷生還するイフト…そして。
「ちょ、痛いよツッキー???」
「変な顔してたらぶっ叩いてってボクに言ったのは魁君でしょ?」
ツッキーと呼ぶ彼女……彼女は渡辺月??王様がベタ惚れの笑顔が似合う王妃さま。
もらい死を食らったイフトが苦言する。
「まったく…お転婆な王妃様だ。」
「イフト君ひっさしぶり〜!」
先ほどから笑顔を絶やさない月。何かサイコパスのような気もするが……いや、これも夫との愛の形なのかもしれない。
実際に???
「そうか…マイハニーの言うことなら甘んじてこの愛の一撃を受け入れるぞ!」
「はいよろしい♪」
結構血まみれであった魁……その傷はみるみるうちになくなっていく???普通の人間ならばまずあり得ない力。
イフトが言う。
「どうだ?人間をやめた気分は。」
「最高にハイって……いやそこまで変わんない。ヴァンパイアになったところで日に当たれないわけじゃねぇし。」
「人間の寿命が飛躍的に伸びたからか、不死の種族もそこまで奇異な目で見られないそうだ。」
「そうだな……しかし、俺は寿命があるといって王座に就き続けるつもりはない。」
誰であれ王位を譲るというのは老いた者が言う傾向がある…ましてや不死の者が言うなど可笑しな話だ。しかし???彼は言った。
「
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