序章
プロローグ後編〜Re:Advent【再臨】〜
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ぁ。』
『はぁ!?』
ハイパーロード/Aqoursはものすごい形相で胸を切るようにかかる布を掴み、俺の眼前まで迫ってくる。
微笑で迫ってくんのマジ怖いからやめてくれ…
『まさかとは思いますが…もっと前に決めていたのではありませんよね…?この私になんの相談もなく。』
『知らせたらお前暴れるだろ?色々とめんどくさいんで知らせなかった。』
『そもそも怒るのは、あなたが私を怒らせるようなことをするからです??それをわからず同じことを繰り返すとは…《食べられたい》のですか?』
『んなわけねーだろが。』
蛇のようにペロリと舌なめずる彼女。実際喰おうと思えば食えるんだろなぁ……
『全く…【子ども】はやっぱり親に似るのか。』
『愛情深いって言って欲しいですわ。』
『深すぎて発狂するのはお前そっくりだよ。特に女は。』
『不甲斐ない男が悪いでしょ?いつでも我慢するのは女なんだから。』
『だーから言ってんだろ、【忘れろ】ってな。』
瞳を赤に変えてプイっと俺にそっぽを向く彼女。
『もう知らない!勝手にすれば!?』
そうして全次元の土台である彼女の使い魔 アナンタに命令する。
『アナンタ、私お風呂入る!沸かして!』
【はっ…!】
彼女はその場で最も美しく、豊満な肉体を見せつけるかのようにそのプリズム色のドレスを脱ぎ、百発百中で男なら魅了されるであろう裸体をあらわにする。
そんなことお構いなしに俺は瞑想に入ろうとする……目を瞑った瞬間に再び彼女は怒る。
『ちょっと!なんで瞑想に入るの!!』
『いや風呂入るって言っただろ?』
『なによりも最も美しいあなたの妻が目の前で無防備な姿晒してるのになんで襲わないの!?!?』
ほら言ってきたよ…未来見てて大体そうなるのは知ってたが。しかし理不尽にも程があるだろ。あのタイミングで襲えと察するほうがおかしいだろ……
俺は売ってきた言葉を買う。
『はぁ?誰が2000億歳以上のババアの範疇超えた若作り女と遊ばなきゃいけねぇんだ。歳考えろ歳を。』
『は?ババア…?』
『????』
『いい度胸してるじゃん。こうなったら無理矢理にでも犯して……』
『結局ヤリたいだけじゃねーか。』
『うるさい!だいたい…..etc』
『はぁ、この女めんどくさい。』
Aqoursとは永劫とも言える時を過ごしているからこそ、彼女の面倒さは1番理解している。彼女の癇癪のせいで、世界のバランスが崩れかけたことなど星の数ほどある。
創造は彼女にしかできないが、それの前に破壊がなければならない。そうやって……世界は成り立っている。
ここで彼女は大きなため息をついてとうとう観念する。
『はぁ…わか
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