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いたんだよ」
「そうかー だから、早いこと ものにしちゃおうって思ってるんだな」
「そんなことないけど でも、出会ってから もう 4年も経っているんだよ」
「えー そんな子供のうちから・・やるのー 巧」
「だって 私も高校の時から、約束させられたわよ でも嫁いだのは21の時だったわ」と、恭子さんは私に麦茶を出してくれていた。
「それで、来春なんだな 式は 食わせていけるだけの給料あるんだろうな」
「うん なんとか 贅沢しなきゃーな 香波も立派な仕事を持っているし 別に、あてにしている訳じゃぁないよ しばらく、子供は我慢する 落ち着いたら、兄貴が出してくれた学費も返していくよ」
「バカヤロウ そんなものはなー 巧が一流の大学に入ってくれたお陰でな 高卒の俺でも、近所にも自慢できるんだ 返すなんてこと言うなよ だったら、早いこと 子供作れ 可愛いぞー」
「ありがとう 兄貴」
「うん 香波さん 不器用な男だけど よろしくな でも あんたみたいな可愛い娘が、義理でも俺の妹になるなんてなー 又、近所にも自慢できるわー」
「あらー 私じゃぁ 自慢になんないみたいじゃぁない あんなに可愛かった私をこんな風にしたのは貴方ですからね」と、恭子さんも明るくて素敵な人だった。
私達は、夕方近くなって、もう、帰るからと、泊っていけと言われるのを断って、巧の実家を後にした。帰る前、私は、お母さんの手を握り締めて「これから、よろしく お願いします 私 今、とっても 幸せなんです」と、言っていたら、お母さんも「巧は優しい子だから 仲よくね」と、返してくれていた。
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