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人生コンティニューしたらスクールアイドルを守るチートゲーマーになった
58話 未熟Relation
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そうでないにしても、悪意の塊に同情の余地はないっ...........」


バキィン!!!


囚われていた心が吹き出すように、べっとりとこびり付いていた悪意が流れ落ちるように地の石は砕け落ちる。究極の拳の清き力は悪意を打ち払った。そう...........灼熱の太陽が雲を朱色に照らしていたのである。


「どうやら《《脱出》》は完了したみたいだな。あとは..............」
「キサマァァァ!!」
「《《手加減なし》》でお前を倒すだけだっ...........」


サタンサーベルで突こうとしてくるシャドームーンに、勢い良く手のひらを突き出す。すると天変地異でもありえないような横に寝かされた竜巻?????いや、風柱がシャドームーンの体を森から森へ、林から林へと一つの超高速海流のように流れて行く。

それにクウガからだいぶ離れていた3人のライダーも気づく。


「オイ、あれって..........!」
「間違いない!シャドームーンだ!虎太郎の技がアイツを吹き飛ばしてるんだ。」
「稜!空も!」
「ああ!夕焼けが見えるってことは迷宮状態が解除されたんだ。あの風柱を追っていけば外に出られる!!」
「よし!この王についてこい!!」
「おう!!」
「(調子いいな..............)」


沈みゆく太陽に虎太郎、そして他の3人も走り始めた。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




「よーし、その一帯にナイアガラの滝で頼む。」
「.........どうして私がこんなことをしなくてはいけないんだ............」
「愚痴ってないで働け!」
「痛てっ」


舞台のコーディネート最終調整のための筆を巨大スクリーンの上に乗っている祝の顔に投げつけ見事ヒット、もちろんキャッチもかっこよく。


「しょうがないだろ?竜介先生も虎太郎も魁も稜も戦ってるんだから。」
「全く、人使いの荒い我が主人だ。」
「才くん!」


祝との会話に集中していた俺に千歌が話しかけてきた。Aqoursのリーダーである彼女の呼び出しを無視するわけにはいかない。


「千歌?何か問題でもあったか?」
「いや、問題は.............特にないんだけど。」
「ないんだけど?」
「あの4人も間に合うかな?」
「..............」
「私、あの4人にも見てもらいたいの。ゲリラライブの時は見られなかったから。今度こそ、このライブはAqoursで.........みんなで創ったライブだから。だから.............『千歌』??????え?」
「それじゃあ観客のやることだ。生憎だが、俺たちは観客じゃないんだよ。」
「でも.........」

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