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人生コンティニューしたらスクールアイドルを守るチートゲーマーになった
58話 未熟Relation
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すよ。」
「過激派ね...........アイツらにも困ったな。」
過激派はどこにでもいる。ここではラブライブやスクールアイドルに対する過激派で、彼らの迷惑行為は交通機関の停止に追い込むほどだ。サウザーの言う害というのはまさしくこのことだ。ただそれをラブライブ廃止の理由になんかできない。
「でも俺に出来ることはお前らを守り、そして世界も守ることだけだ。他の人の思想信条に介入するのは俺の致すところじゃない。」
「それを..........貫くのですか?」
「ああ..........」
ん????????なんだろう..........嫌な予感がする。脳裏にモノクロの映像が映っている?ダイヤが少しこちらに来て..............俺は何を見ているんだ?
でも俺の眼前には色彩のある映像がモノクロに遅れて追随している???????そういうことなのか?
「それを貫くのは無理ですわ。」
「どうしてそんなことが言えるんだ?」
「人に影響を与えないというのはできませんわ。それは誰でもやってしまうこと。あなたが千歌さんに影響されたのと同じようにあなたは
[私に影響を与えていますわ。少なくともでは済まないほどに。]
ドン!!!
パタっとスクールアイドル関連の本が棚からダイヤの隣に落ちる。そして俺の手のひらはダイヤの顔の右側に、壁に力強く押し付けられていた。息が荒くなっていたことも鋭い眼光を当てていたのも俺はこの時、気づいていなかった。
ダイヤはその翡翠色の瞳を大きく見開いて俺を見る。ダイヤは女性でも背の高い部類だが、それでも俺とは24cmほど違ってくる。その俺の鋭い眼光は故意でないにしろ、怯えるには十分だった。
それにしても彼女がこの状況をうまく飲み込めていないということは、俺の脳裏に映っていたのは.................
「それだけはやめろ。」
「!?!?!?!?!」
「!!!???????すまない。でも一瞬《《見えた》》気がしたから。それを言われると俺の何かが壊れそうになるんだ。《《前世から刷り込まれた》》ような哀しみとかが溢れ出てくるんだ。だから...........これ以上はやめてくれ。」
「才さん.................」
「このことは..............忘れてくれ。」
「ちょっと才さん!?」
パソコンを閉じ、棚にしまい、そして鞄を持って部室から出て行こうとした時にダイヤに放った言葉である。
「つい先日にも言ったが、真実を知ることが全て正しいなんて思うな。時には忘れなきゃいけない事実だって人間にはあるんだ。」
8時ごろの体育館は夏であっても闇が広がっていた。
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