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人生コンティニューしたらスクールアイドルを守るチートゲーマーになった
56話 悪のLabyrinth【迷宮】
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「ふぅ............」
「ヘビースモーカーね..........」
「このタバコに有害性も依存性もないぞ。」
「知ってるわよ...........ホント、あなたって何しても絵になるのね。」
「当然だろ?逆にそうでないと完全無敵の男は間違っても名乗れねぇよ。」


危険地帯から抜け出した鞠莉と共に浦の星校舎の裏側にある駐車スペースで2人黄昏れる。普通の人なら腰を抜かしていてもおかしくない状況でいたにもかかわらず、彼女はそれを微塵も感じさせない。流石は俺たちの戦いを見てきただけあるのか................


「ねぇ..........才は知ってるんでしょ?稜に起こったこと...........」
「あぁ。でも奴は『実の』父親のことしか言わなかった??????その意味はもう答えるまでもない。自分の弔い合戦にわざわざ俺たちを巻き込む必要はないと...........」
「??????それってさ。私のせいじゃない?」
「あ?」


月影で目元が暗くした鞠莉が、僻んだ言葉を口にする。


「だって私が稜に関わらなかったら、稜のパパは死ななかったんでしょ?私と一緒にスクールアイドルに関わらなかったら稜のパパは殺されなかったかもしれないのに???????」
「???????否定はできないが肯定はもっとできない。」
「え?」
「お前がスクールアイドルをやってなかったらAqoursはないわけだし、稜もいなかった。偶然ではあるが、稜の父さんは俺たちの夢のために戦ってくれていたのかもしれない...........そんな犠牲の上に立つ俺たちが夢を諦めちゃいけねぇんだよ。」
「でも??????????」
「滅にどんなことを言われたか知らないが、今あることが現実。俺たちは現実の中にも夢を持って進まないといけない!たとえ夢が叶わないと知っていても、夢想家(ドリーマー)でいなきゃいけねぇんだよ!????????奇跡は諦めない者にのみ舞い降りるからな。」


咥えているタバコの煙はすぐ消える。だが人の想いはそんな風には消えない。諦めれば一生後悔する。中途半端など最悪だ??????特に3年生には未練を残してほしくない。そう思っているから果南やダイヤは無理にでもライブをやりたがっていたのだ。その無茶を応援しないでAqoursの管理人が務まるかよ。


「才..........」
「今日はもう寝ろ。花火大会まであと2日しかないんだ。この2日間でダンスの最終調整に、演出を兼ねてのリハーサルもしなきゃいけない。」
「そうさせてもらうわ????????あっ!」
「ん?」
「曲名って............決まってなかったわよね?」
「お前が作曲した曲だし、それが決まる前にはAqoursは一時
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