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人生コンティニューしたらスクールアイドルを守るチートゲーマーになった
55話 Deep Spector【深淵からの使者】
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心に反応するように紫炎は燃え盛る。背後にある目玉が滅を深淵に叩き込もうとスペクターにエネルギーを与える。
「俺の生き様?????見せてやる!!!!!」
≪ギガオメガドライブ!!≫
空中に飛び上がり、突き出した右足からは紫色のプラズマがギラギラと溢れ出す。その右足を滅は両手で自分の体を防御するが?????????
「これが俺の生き様だァァァァァ!!!!」
「うわぁぁあ!」
小さな嗚咽をあげる滅の体を大きく吹き飛ばす。その衝撃は戦っていた廃屋近くにある木に機械仕掛けの体が音を立ててぶつかるほどだ。当然ダメージはその衝撃以上の強さとなる。フォースライザーが変身状態は危険と察知して、強制的に変身を解除させるにいたるほどだ
しかし、その力はあまりに強大すぎだ。強大すぎる力による肉体負荷もまたライダーシステムの変身解除の判定内に入ることもある。
「何故だ..........これが人間の底力だとでも言うのか?」
「はぁ.......はぁ........ぐはっ!」
「だが貴様の肉体は限界を超えたようだな..........契約不履行には制裁が必要だ。」
「おまっ!...........やめろ........!!」
鞠莉を始末しようとする滅を止めようと体の歯車を動かすが、不調を訴えて機能してくれない。逃げろと言いかけたその時だった................
『サブキャラにしては上出来だ。』
「!?!?」
「伊口才???????!」
廃屋跡に姿を表したのは我らが主人公 伊口才もとい彼が変身したムテキゲーマー。もうすでにムテキゲーマーの手は鞠莉の肩に手がかかっているのだ。いくら稜と滅が距離があるとしても、これだけ近ければ救出は確定的だ。
「全く...........お前はいつもギリギリで良いところ掻っ攫い上がって.........」
「まぁな。鞠莉、今助ける。」
バシュ!
ムテキゲーマーは鞠莉にかけられていた鉄の縄を手刀で断ち切る。縄は羽毛のようにパラパラと地面に落ちていく。
「動けるか鞠莉?」
「ええ.......」
「はぁはぁ.........頼む才!!Aqoursを.........俺たちのライブを輝かせられるのはお前だけだ!!」
裂け目だらけのワイシャツはそのダメージ量を物語っている。そんな深傷を負いながらも鞠莉を先に行かせて、この場に留まろうとする稜に鞠莉は悲壮な声で叫ぶ。
「無理よ、稜!!その体で下手に動いたら取り返しのつかないことになる!!!」
「言っただろ..........俺は何としても俺の本懐を果たす。それはお前らが輝くことだ。だから..........早く行け!!」
「????
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