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人生コンティニューしたらスクールアイドルを守るチートゲーマーになった
52話 深いPast
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前もどうしてそんな頑なになるんだよ。ちょっとくらい教えてもいいんじゃないか?」
「この話だけは絶対にするべきじゃない。聞いたところでお前らの悲しさとか怖さを煽るだけだ。そんなのお前らにとっても『バチン!!』」


一瞬の出来事であったが、すぐに俺の目は鞠莉の掌に向かった。

そして引き寄せられるように稜の?へと向かった。ほんのり赤く腫れている。目覚ましビンタを喰らった稜のその面目を首を戻すと同時に鞠莉に晒し出す。


「鞠莉.................!!」
「??????????????」
「あちゃー」


稜は無言のままその無表情を面目を貼り付けたまま、部室の扉を壊れそうな勢いで閉めて行ってしまった。鞠莉のふんという顔に果南は批判を浴びせる。


「鞠莉、今なら稜も無かったことにしてくれるって。そういうことが知りたいのは私も同じだけど、人には聞かれたくないことだってあるんだから。」
「人?私たちは他人って言いたいの?」
「そんなこと言ってないよ!!でも触れられたくない事を無理に暴き出すのも間違ってるよ!!」
「でも隠し事や気持ちが伝えられなかったから、私たちは2年もWASTEしちゃったのよ!?今ここでこんな事は解決しなきゃ???!」
「でも.............!!」


果南から出てくる言葉が止まる。そして俺はその空白の間にポケットに入っていた最近開発した『タバコ』を取り出す。

パシュッ!!

火をつけたマッチで『タバコ』に火をつけ、白い煙の息を吐いてようやく一言から話し始める。


「鞠莉の言うことは大方、的を得ている。少なくとも過去のお前ら3年生に起こったことを考えればな。」
「才...........」
「でもな、急ぎすぎるのは良くないんだよ。こんな問題ってのは今明らかになっていないだけで他にもあるかもしれない。急ぐのはズレている。問題が雪解け水に変わるまで、待ち続けるのさ。」
「才君それはいくらなんでもマズいよ!!」
「え?」
「いや、『え?』じゃないよ!!多分読者の殆どが突然すぎて『は?』ってなってるよ!!ていうか近寄らないで!!」


曜と千歌に2連荘で注意される俺。特に千歌からは『近寄るな』と言われ、座っていた椅子から部室の隅まで逃げられる始末。ちょっとばかり心に傷が入ったのも束の間、黒い影が???????


「まーさーさーんー???」
「うわっ!!だ、ダイヤ?ど、どうした?」
「言われなければ気づかないあなたの肝が素晴らしいですわ(呆れ)」
「それはどうも。」
「この国では未成年者の喫煙は法律で禁止されておりますわ!!!開業医志望のあなたが知らないわけないでしょう!?」
「喫煙か??????匂いを嗅いでみろ。」
「匂い.....
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