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人生コンティニューしたらスクールアイドルを守るチートゲーマーになった
47話 大いなるEvil
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口野放水路の交差点まで走ってきた俺は、同じく伊口邸に帰ろうとしていた稜と偶然出会う。稜は俺とは違ってマシンフーディーに乗ってここまで辿り着いた。俺もバイクで行けばよかったな................でもバイク使ったら稜とも会えなかっただろうし。



「どうしたんだ?口野トンネルから出てくるってことは伊豆の国に行ってたのか?」
「ああ、拾い残した眼魂を探しにな。」
「それで見つかったのか?」
「ああ。ずっと探してたんだけど、今日でようやく最後の眼魂を見つけられたよ。」
「じゃあ残りはサウザーが持ってるので全部ってわけか???????」
「ああ。」
「???????????ちょっといいか?」
「ん?」


同じ道を男の幼馴染と歩いている最中に、形式ぶった言い方は個人的に好かない。そこでこの言葉選びだ。



「どうやらアークが滅亡迅雷.netってのを創ったらしい。ちょうど淡島でそのメンバーの滅って奴と会ったところだ。」
「滅亡迅雷?一体何者なんだ?」
「本人曰くアークに作られた人工知能だそうだ。おそらく、戦闘の出来ないアークに代わって雑務を????????それが目的だろう。あるいは................」
「あるいは?」
「アーク本人が依代を持つための布石??????とかね。」
「ああ................」



稜はどこか掬われない顔をしていた。俺も読心術を体得していると胸を張って言いたいのだが、それはあくまでロジック的な話。人間の複雑な心理。人間のカオス的な読心は滅相弱いのだ。

その顔を少し観察していたうちに、稜がため息を嘲笑するように吐く。



「お前って奴は...........他人に口出しばかりする割には自分を気にしない。」
「え?」
「昔からお前はそうだ。表面でどれだけ取り繕っても、自分のことにはとことん盲目的だ。」
「どういう................?」
「淡島に行ったってことは果南を送り届けたんだよな?」
「ああ。勉強会の帰りにな。」
「そのあと、その滅って奴と出会ったんだろ?」
「ああ。」
「戦い終わって話した果南の様子はどんな感じだった?」
「!!!!」



ドンピシャだ。俺は今までの行動についてヒントすら与えていない。つまり予測だけでここまで俺の行動を言い当てたのである。そこまで俺の行動が型に嵌っていたとでも................



「?????????なんか物足りなさそうじゃなかったか?」
「!!!!」
「その様子じゃ、図星だったみたいだな。」
「だから???????どういうことだ?」
「そんな顔してたってことは、お前が何か言ったってことだよ。」
「????
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