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おぢばにおかえり
第七十話 詰所はお家その二十五

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「そうでして」
「ああはなるまいってなのね」
「思ってます」
「そうよ、何か異常におかしな人に出会ってきてるけど」
 聞いていて唖然となる位です。
「けれどね」
「それでもですね」
「そう、それもお引き寄せだからね」
「そこから考えるべきですね」
「そう、悪い人もよくなればいいけれど」
 どうも新一君が出会ってきた人達は生半可な人達ではないみたいです、本当にヤクザ屋さんやゴロツキになるしかない人達でしょうか。
「けれどね」
「そうそうって人いますね」
「どうしてもね」
「そうした奴こそどうにかなって欲しいのに」
「やっぱりいい人はすぐに変わるのよ」
 このことは事実です。
「けれどね」
「屑になるとですね」
「悪ければ悪い程」
「更正しないですね」
「ええ、新一君はそうした人とばかり出会ってきたのね」
「いい人の方がずっと多くても」
 それでもというのです。
「今お話させてもらった通りで」
「結構多いのね」
「全員ああはなるまいって思ってます」
「反面教師ね」
「底意地悪かったりひねくれていたり」
 そうしたというのです。
「性根が腐っていたり」
「そうはなりたくないのね」
「絶対に」
「その考えはいいわ」
 悪い人を見てああはなるまいと思うことはです。
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