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夢幻水滸伝
第二百四十八話 石と共にその五

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「かなりいいです」
「それが現実ですね」
「そのことがおわかりなので」
「はい、僕もです」 
 王は受付の女に答えた。
「そう思います」
「そうですね」
「そうですさかい」
「お金が手に入ったので」
「有り難いです」 
 こう言うのだった。
「これで暫くはです」
「生きていけますね」
「そうなりました」
「それは何よりです、ですが」
 受付の女は王に言った。
「星の方でしたら」
「そうやったらですか」
「もっと積極的に動かれては」
「積極的にですか」
「そうされてはどうでしょうか」
 こう王に言うのだった。
「ここは」
「といいますと」
「暫くの間生きられる糧は得られました」
 その金はというのだ。
「では大丈夫ですね」
「はい、そうですね」
「ではです」
「ここはですか」
「より多くのことをされては」
「そうですか、ではです」
 王は受付の女の声を聞いて言った。
「人助けをして」
「そうしてですか」
「この世界を助けるはじめとしますか、ですから」
 受付の女に考えつつ答えた。
「冒険者としてです」
「クエストを解決してですか」
「そしてです」
 そのうえでというのだ。
「人助けをしながら」
「世界を救っていかれますか」
「そうします、まずは」
「わかりました、ではまたですね」
「クエストを受けます」
 依頼とも言われるそれをというのだ。
「そうさせてもらいます、それもです」
「かなり厳しいものをですね」
「それを受けて」
 そうしてというのだ。
「解決していき」
「そうしてですね」
「人をそして世界をです」
「救われますね」
「そうしていきます」
「ではまたお願いします」
 受付の女は王の言葉と顔に出ている決意に笑顔で応えた、そうして早速星の者でなければ一人では解決出来ない様なクエストを出した。
 王はそのクエストも受けて解決しそこからさらにだった。 
 クエストを次々と受けて即座に解決していった、すると彼は合肥で知らぬ者はない冒険者になっていた。
 そしてだ、さらにだった。
「最早ですね」
「依頼と獣やモンスターを倒した時のお金で、です」
 王はギルドで受付の女に話した。
「かなりの資産を得ました」
「そうですね」
「そしてです」
 王はさらに話した。
「仲間になった獣やモンスターもいて」
「彼等ともですね」
「戦っていて人の仲間もです」
「貴方を慕ってですね」
「そうしてです」
「出来ていていますか」
「はい」
 そうなっているというのだ。
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