第五百三話 サファリパークその九
[8]前話 [2]次話
「目は特にな」
「大兎も痛み感じるからね」
「ああ、そのことはわかるよ」
こうヒメアに話した。
「本当に」
「そうよね」
「だからあまりやり過ぎはよくないな」
「潰れなくてもね」
「殴ればいいと思いますわ」
黒子は翔子に結構真剣にアドバイスをした。
「それで牽制になりますね」
「殴ればいいの」
「はい、何でしたらハンマーで」
「なら今度からそうするわ」
「目は痛過ぎますので」
「程々の痛さで収めるのね」
「だからハンマーがいいです」
「ならそうするわ」
「ハンマーでもかなり痛いけれど」
雲雀は外を見つつ話した、見ればサバンナを再現したそこでライオン達が気持ちよさそうに寝そべっている。
「目潰しよりはずっと痛くないよね」
「痛いことは痛くてもね」
悪忍の未来も話した。
「まだましよね」
「そうよね」
「流石に目はよくないわ」
未来から見てもだ。
「だから翔子さんも手加減してね」
「ならハンマーでいくわ」
「そういうことでね」
「翔子って素直なのよね」
愛子は笑って話した。
「誠実にお話すると聞いてくれるよ」
「そして実行に移してくれますね」
「基本いい娘なんですよね」
シャークにも笑顔で応える。
「とても」
「はい、確かに」
「雄二君に対してヤンデレなだけで」
「俺だけか」
雄二はこの現実に暗くなった。
「いや、俺も他の誰にも興味はないがな」
「見ただけでだから辛いよね」
「それで目潰しだとね」
ココもミランダもそれはと頷いた。
「やっぱりね」
「何かと」
「ハンマーで済ませて欲しいね」
「それだけで何かされるなら」
それならというのだ。
「ハンマー位だとね」
「痛くてもましよね」
「それはそうだがやはり何かされるか」
雄二はその現実を認識して暗澹となった。
「そうなのか」
「諦めるしかないな」
その雄二に鬼姫が慰める様にして言った。
「それは」
「なら目に入れたら駄目か」
「あたしを見ても駄目だろ」
鬼姫は今の自分のビキニの様な服装を見て述べた。
「そうだろ」
「だから顔を向けていないな」
「そうだな」
「見ればだ」
まさにその時はというのだ。
「これまで何度も目潰しがきたからな」
「だからあたしも見ろとは言わないぞ」
鬼姫にしてもというのだ。
「あんたが大変なことになるからな」
「察してくれて済まない」
「いいってこそさ」
「見なかったらいい」
翔子もこう言った。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ