第五百三話 サファリパークその七
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「その方がでっかくなるってもんだ」
「俺はそうじゃないですけれど」
「お前も充分ぶっ飛んでるだろ」
マトリフは自分の横にいるポップに笑って話した。
「そこまでいっただけでもな」
「そうですか?」
「ああ、だからダイを何度も助けられたんだ」
親友である彼をというのだ。
「そう出来たんだよ」
「そうですか」
「実際あんたすげえぜ」
二階堂サキがここで彼に告げた。
「それもかなりな」
「そうですか?」
「ああ、いつも先陣切ってとんでもねえ魔法使うからな」
「それで助けてもらってるんだ」
他ならぬダイも笑顔で話す。
「ポップにはね」
「そうだよな」
「うん、俺が危ない時はいつも真っ先に駆け付けてきてくれて」
そうしてというのだ。
「魔法で助けてくれるんだよ」
「それがポップの凄いところだな」
「俺もそう思うよ」
「そんなこと普通の奴に出来るか」
マトリフは今度は包容力のある笑顔で話した。
「だからだよ」
「俺はですか」
「ああ、ぶっ飛んでるさ」
そうだというのだ。
「本当にな」
「これからもお願いするわね」
赤城は妖艶な声でポップに告げた。
「私からも」
「それなら」
「私も全力で戦うわ」
赤城自身もというのだ。
「そうしていくわ」
「じゃあこれからも宜しくってことで」
「こちらこそね」
「そういえばポップって女の子にも目が映らないね」
このことはジョウが気付いた。
「赤城を見てもね」
「そうだな、俺達もだが」
ガレスも言った。
「ポップもだな」
「そうだよね」
「意外と一途だな」
「そうね」
伊勢と日向は微笑んで話した。
「目移りしそうで」
「それでもね」
二人でマアムを見ながら言うのだった。
「絶対にかかあ天下でも」
「それでもだな」
「これでも好き勝手やってるのよ」
他ならぬマアムの言葉だ。
「ポップも」
「そうなのか」
「浮気は絶対にしないけれど」
それでもとだ、加賀に話した。
「これでもね」
「何かとなのか」
「好き勝手やっていて」
それでというのだ。
「私も大変なんだから」
「何かわかりますね」
「そうね」
キャルはペコリーヌのその言葉に頷いた。
「男って結構ね」
「そうしたところありますね」
「そんな風だからね」
「ポップさんもですね」
「そうよ、かかあ天下に見えて」
その実はというのだ。
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