暁 〜小説投稿サイト〜
チートゲーマーへの反抗〜虹と明星〜
序章
プロローグ前編〜Love Live【愛に生きる】〜
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rsの執拗すぎる説得に折れた結果かもしれないが。


ただ……追放されず、岩の牢獄に閉じ込められた者が1人。

父なる神は天啓を与えた。


『【ユエルのことはもう忘れろ。奴にもお前にも自由になって欲しい。】』


この言葉に……アユムエルは怒り狂った。当然といえば当然…永劫の時を過ごした最愛の人物を忘れろと、彼を消した張本人が言い放つのだ。その怒りと悲しみは凄まじいものであった。


「忘れろ!?…なぜ永遠の時間愛し合った彼を忘れるなんてできるものですか!!!」


「ハイパーロード様…なぜ……私を彼と引き離したのです……?あの人がいない世界で生きていくなんて……酷い…どうして……こんな仕打ちを………」


【奴が悪魔だからだよ。】


箱が言った。



【君は神に裏切られたんだよ。未だ絶望に生きる君を見て笑っているだろうね。】
「箱の中……あなたは誰なの?」
【希望だよ…君の。】




災厄を振り撒いた箱の奥……そこに残っていたのは???最も凶悪な絶望【Hope】だった。






〜〜〜〜〜




岩戸は解放された……男女の双子によって。

そう??サタエルとリエルの2人。サタエルはユオスの見る中で、岩戸を管理していた兄 ミハエルと賭けをして、勝利した……その懸賞としての解放だ。

月を騙して……天岩戸を開いた。


「本当に…いいのかな?」
「俺が賭けに勝ったということは神がそれを許したということだ。」
「そうなのかな……」


サタエルの考えは半分当たっていた……そしてリエルの考えもまた。




殺戮の権化が….解き放たれた。





愛ゆえに狂った彼らの物語……果てしなく続く絶望。




神はただ、それを無情にも傍観している。








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