序章
プロローグ前編〜Love Live【愛に生きる】〜
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を満たすように愛し合った……互いになくてはならない存在。共依存状態……双子の者たちが持ってしまった宿命。
彼らはそれを克服しようとはせず、常にそばにおり、抱き合い、それ以上もした。
神は……全てを知っているというのに。
そんなある時。
2人で楽園を歩いていたアユムエルとユエル……大きな樹 世界樹の大きな影である箱を見つけた。
彼らはキツく、ユオスに言われていることがあった。
『何があっても世界樹の側にある箱を開けてはならない。開ければ宇宙はバランスを失う。』
彼らもそれを恐れ、箱をどこかにしまおうとする??が、声が聞こえた。
【何故恐れる?あなたたちは何故箱を開けない?】
その声に返すようにアユムエルは言った。
「神様は開ければ宇宙のバランスが崩れると言っていました。」
【神はあなた達が真理を知ることを恐れている。だからこの真理を閉じ込めた箱を封じているだけだ。】
真理……神が隠す真理。それを手に入れられれば…永遠の繁栄が訪れるかもしれない。神の目を盗んで愛で世界を満たせるかもしれない……
彼らは……そのパンドラの箱。
神の目を盗み??開いた。
〜〜〜〜〜
彼ら2人は善悪を手に入れた……箱に入っていた、果実を口にして。
天使の長であった彼らはすぐさまこの事実を他の天使達に伝えて、果実を彼らに食べさせていった。その数は天使の3分の1にも及んだ。
そんなある日。
ハイパーロード2人とオーヴァーロード/ユオスが玉座につき、地球にいるナンナエル以外の5人の最高位天使を呼び出し、3玉座の両端に原初の天使を侍らせる。
そして……ハイパーロード/ムテキは言った。
『ユエル、アユムエル。お前たち、開けてはならない封印を解くとは一体どういうつもりだ!?』
「うっ……」
痛いところを突かれたユエルは押し黙る……いや、黙らなくてはならない。ところが??『彼女』は違った。
「父上様!!ユーちゃんは何も悪くありません!!裁くなら私だけにしてください……!」
「言葉に気をつけろ!実の子とはいえ、天使である者が神に要求とは…身の程を弁えろ!!」
彼女達の実の兄 ミハエルが怒鳴る…しかしすぐさまユオスが止めるようにジェスチャーする。そして彼女に優しく声をかける。
『なぜ彼を庇うのですか?』
「私にとって…なくてはならない存在だからです。」
『ほう……では、ユエル。なぜ君は箱を開けたのですか?』
「……僕の愛する人間を……永遠に繁栄して欲しかったからです。」
この言葉を聞いた……全知の母 ハイパーロ
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