序章
プロローグ前編〜Love Live【愛に生きる】〜
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11次元で悠久の時を過ごすようになった。
〜〜〜〜〜〜
オーヴァーロード/ユオスは、ナンナエルが統括を任された地球に興味を持った。
そこで神はユエルとアユムエルに地球に光を照らし、生命で満ち溢れさせるように頼んだ。
「わかった!!やってみる!!」
「ゆ、ユーちゃん!?」
『アユムエル、君はやってくれるかい?』
「ユーちゃんが言うなら…私やってみる。」
『ではお願いしますよ。』
2人は地球に赴き、神の言う通りに地球を生命溢れる星へと変えた…そこでは生きとし生ける命が試練を与えられ、生を全うする 修行場のような場所であった。
それでいて愛に満ち溢れた…世界。
アユムエルは豊かな土から大きな人形を作り、ユエルがその人形に生命を吹き込んだ……これが人間の誕生であった。
彼らは自分達の子どもとも言える人間たちを甘やかし、様々なものを与えた。時に知恵の天使である弟 サタエルと精神の天使である妹 リエルの協力も得て、次々と地球は豊かになる。
やがて人類は文明を築くようになった……
しかし、父なる神はこの先たどる未来を見て上で我が子5人と原初の天使…最高位天使7人に言った。
『知恵は正しく使えば叡智を得るが、知恵に操られれば欲が生まれる。欲はやがて他者を理由なく縛り、悪に偏る世界となろう。』
「では如何するのですか。」
ミハエルが尋ねる。父なる神は威厳あるエコー声で言い放つ。
『悪が星を包むことがないよう、文明を滅ぼせ。』
非情な命令…しかし天使たちは父神に逆らうことはできない。
父なる神とて悪意ある破壊をしたいわけではない……これが純粋な意志なのだ。
〜〜〜〜〜
ユエルは父に疑問を抱いた。
世界を…滅ぼす度に自分たちが創造した人間たちを滅ぼさなくてはならないのか。
永遠に栄え、笑顔でいて欲しかった…より人間に慈悲を与えていたかった。
それを癒したのは彼女1人であった。
「ユーちゃん…悲しい顔してるよ?」
「アユム…僕は嫌だ。何で僕たちの愛の子が滅びなくてはいけないの!?」
「でも……」
「神様たちには逆らえない。けど僕らがラッパを吹くたびに、人々は絶望の中で死んでいくんだ……僕たちが……愛する人間たちが……!!」
涙を堪えるも悲嘆に暮れるユエルをアユムエルはそっと抱きしめた。
母なる神の子宮にいた時のように……
「私はユーちゃんの悲しみ…誰よりも分かるよ?」
「アユム???」
「あなたは私にとって…たった1人の運命の相手だもの??」
12枚の翼を持つ彼ら……最も美しい天使長の2人。
彼らは互い
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