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人生コンティニューしたらスクールアイドルを守るチートゲーマーになった
最終話〜Pangea【調和】〜
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知全能の力! Make free!】

【究極超越のゲーマー!】



【ハイパーロードエグゼーイド!!!!!】






クリアな視界は取り戻される……ただ1人佇む者。


白で縁取られた胸パーツは無限のクリエイティブさを。瑠璃で彩られた流星は……彼の光と闇を内包した、混沌さを物語っている。

まさに神話のみの戦士……それでいて、どこにでも居る存在。


仮面ライダーエグゼイド ミシックゲーマー……Lv Mythic!!


またの名を…ハイパーロード/ムテキ。



〜〜〜〜〜〜


「すげぇ……!」


変身解除した竜介が思わず感嘆の声を上げる……それしか出てこない。この最上階にいる人間たち……創造物たちは言葉すら喋れない。それほどまでに美しく、畏れ多い姿。

この俺。俺こそ……

だが……奴はそう認められなかった。


「フハハハッ!みなさんどうしました!?絶望…しているわけではないようですが?それとも化け物でも見ましたか?」
「お前何言って…?」


竜介の言葉は閉ざされた……喋るなと。指示された。

エコーがかった低音が響く。


『さて…こうするか。』

【キメワザ!】


ムテキガシャットΩのボタンを一回押しで……もう一度押す。


【MYTHIC CRITICAL SPARKING!!】


崩壊は……再生へと変わる。変わる。変わる。

元の姿へと、戻り始める。


「バカな……何故世界が崩壊しない!?どう言うことだァァァ!?!?」


仮面ライダーマルドゥク。

奴は……認識できていない。この現象の張本人を―否、最初から気づいていなかったのだ。

ただただ、神の御技が起きるだけ。


『……次だ。』


【MYTHIC CRITICAL DESTROY!!】


「!?!?…バカな!?私のガントレットが……バカなバカな!!何故消える!?何が起こっていると言うんだ!?!?!?」


スリムな最終形態になったマルドゥクに似合うように大きさを調整していた……全次元を支配するそれも泡のように……消えていってしまう。

哀れにも……何が起こっているのかわからず、ただ起こる。


それを見かねた……ハイパーロード/Aqours。

俺が唯一無二の愛する人。そんな彼女が美しいエコーがかった9声で言う。


『まーくん……それ以上やるの?』
『……自由も平和も笑顔も奪う者、調和を乱す者は破壊する。必殺ボタンを使うだけ敬意を払っているつもりだ。』
『でも…』
『全く……試してやるか。』


俺はしばし……見えた。

何一つ、そんな未来は見えなかった。
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