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我が剣は愛する者の為に
救った代償
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「・・・・・済まない。
 一刀を捜そう。
 あいつも一人で背負っている筈だ。」

俺の言葉に皆は頷き、俺達は一刀を探しに行くのだった。
手分けして、探す事になり、俺は聞き込みをしながら捜すと広場で一刀を見つける事ができた。
あれだけ目立つ格好をしているのだから、見つけるのは容易だった。
一刀は広場で遊んでいる子供達をじっ、と見つめていた。

「・・・・・・縁、もっと強くなりたい。」

突然、一刀がそう言った。
まだ声をかけていないのに、後ろから近づいてくるのを俺だと判断したのだ。

「力だけじゃない。
 心も知力でも、とにかく強くなりたい。
 あんな事を繰り返さない為にも、俺は・・・・」

「そうか。
 明日からの修行はきつくなる。
 覚悟しておけよ。」

どうやら、一刀は一刀なりにけじめをつけたようだ。
こいつはこいつなりに成長している。
それをはっきりと目の前で感じた。
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