スーパーロボット大戦OGs
0045話
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、その仕草はどうにもロボットのように思える。心がこもってないとでも表現するべきか。
「レモン、本当に大丈夫か? 余り自我を感じないんだが」
「それはしょうがないわよ、まだ生まれたばかりですもの。時間が経つにつれて自分という存在を確立していく筈よ」
「なるほど。疑似経験はあくまでも疑似という訳か」
「そうなるわね。でも、戦闘なんかはきちんと出来るから安心して頂戴」
「機体は?」
「そうね、何かお勧めはある?」
レモンの言葉に考える。
今回の任務で俺はなるべく多くの敵を行動不能にして捕虜としなければならない。そうなると、臨機応変に動くのが苦手な量産型Wを指揮するというのは俺の負担になるだろう。
戦闘はきちんと出来ると言う話だし、エキドナには後方からの援護と量産型Wの指揮をしてもらうのがベストか。
「そうだな、以前レモンに勧めたランドグリーズで出撃してもらおう。やる事は量産型Wの指揮と、後方からの援護射撃だ」
「あら? 指揮をエキドナに任せるの?」
「ああ、ヴィンデルからの要請でなるべく殺さずに捕虜にしろとの事だ。そうなると一番対応しやすいのはファントムを装備しているグロウセイヴァーだろう。だから今回は基本的な指揮はエキドナに任せて、俺は敵機の無力化に専念させてもらう。構わないな?」
「了解しました、隊長」
エキドナは敬礼して了解する。
「それと、こちらは可能ならだが新型量産機のテストとして配備されていたエルアインスをなるべく多く入手しておきたい。それ以外にも使える物資があったら忘れずに持ち帰る事になる」
「あら、それじゃまるで私達が山賊みたいじゃない」
面白そうに言ってくるレモンだが、背に腹は替えられない。
「レモンも知っての通り、最近は補給が滞りがちだからな」
「それもそうね。でも、今回の反乱が起きるのが後半月程後だったら良かったのだけど」
何やら残念そうなレモンを見て、疑問に思う。
「半月?」
「ええ、アクセルに頼まれていた母艦の最初の1隻が後半月程でロールアウト予定だったのよ」
「本当か!?」
その報告には驚いた。
まさかトライロバイト級がもうロールアウトしてくるとは。
いや、あちらの世界に転移するまで後約1年程だと考えるとそうでもないのか?
「ちなみに、トライロバイト級万能戦闘母艦と名付けたわ」
「了解した。1番艦に乗るのはこの作戦の後の楽しみにさせてもらう」
レモンに出撃前の挨拶をし、エキドナと共に研究所を出る。
トライロバイト級が間に合わなかったという事で、今回の出撃もいつもの如くレイディバードとなる。
「む?」
ふと思い立った。敵を捕虜にするのが今回の目的だ。それはいい。だが、捕虜にした以上、この基地に運び
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