第一章
[2]次話
市民プールに行く理由
志賀義偉は高校生である、茶色の髪の毛を今風にセットしており顎の先がすっきりしている顔と赤瓜感じの目と爽やかな笑顔が印象的である。背は一七五位ですらりとしている。
彼は夏はよくプールに行くがそのプールはというと。
「また市民プールか?」
「今日もそっちか?」
「あの五十メートルのか」
「何でもない普通のプールか」
「そうだよ、あそこに行ってな」
義偉は友人達に笑顔で話した。
「楽しんで来るな」
「何であそこなんだよ」
「プールなら八条プールあるだろ」
「あそこに行ったら凄いぞ」
「面白いプール幾つもあるだろ」
「あそこに行かないのか」
「あそこもいいけれどな」
それでもとだ、義偉は友人達に笑って応えた。
「俺は今日も行くな」
「市民プールにか」
「あそこに行くのかよ」
「今日も」
「ああ、あそこはいいぜ」
市民プールについて爽やかな笑顔で述べた。
「一緒に行ってみればわかるぜ」
「市民プールに行ったらか」
「そうしたらわかるか」
「そうなんだな」
「ああ、何なら来るか?」
こう言うのだった。
「俺と一緒に」
「そう言うならな」
「今日は一緒に行かせてもらうな」
「そうさせてもらうな」
「それじゃあな」
義偉は友人達に楽し気な笑顔で応えた、そうしてだった。
友人達は彼についていって市民プールに入った、すると。
そこにはまずは小さな子供達がいた、友人達はまずはその子供達を見て死んだ魚の様な目になって義偉に問うた。いうまでもなく子供達も彼等も水着姿だ。全員黒いトランクスタイプの水着である。ついでに言うと下着も全員トランクスだった。
「まさかと思うけどな」
「小さな子目当てか?」
「お前ロリか?」
「だったらこの場で通報するぞ」
こう義偉に言うのだった。
「警察に来てもらうぞ」
「幼女は止めろよ」
「男の子もとか言うなよ」
「本当にガチで犯罪だぞ」
「俺はショタでもロリでもないからな」
だが義偉は笑っていた、そのうえでの返事だった。
「興味ないからな」
「じゃあ何でここに来てるんだよ」
「小さな子ばかりだぞ」
「子供見てどうするんだ」
「マジでショタかロリしか喜ばないぞ」
「見給え諸君」
ここでだった、義偉は。
きりっとした劇画の様な顔になってプールを指差した、すると。
そこには子供達の母親達がいた、二十代前半の人もいるが二十代後半から三十代前半の人達が殆どだ。その彼女達もだった。
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