最終幕〜終焉の夜明け〜 第142話
[7/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ュランドロス皇帝の代理としてルイーネ皇妃が参加する予定との事だ。」
「ルイーネさんが……」
「確かそのルイーネって皇妃は外交が専門分野の皇妃だったわよね?ヴァイスハイト皇帝も元々はメルキアとかいう大国の皇帝だったそうだから、メンフィルもそうだけどクロスベルもその国際会議が敗戦後のエレボニアに対する自分達の要求の緩和が狙いである事にも気づいているでしょうから、そんな”本気の面子”を寄越すつもりなんでしょうね。」
「間違いなくそうだろうね………それで、エレボニアの参加者は前回の参加者の一人であるオズボーン宰相は当然論外でしょうし、ユーゲント皇帝陛下は今は療養中の御身、そしてアルフィン皇女殿下はメンフィル帝国の要求に従ってエレボニアから出奔してリィン君の専属使用人として仕えていますから、皇太子殿下とオリヴァルト殿下になるのでしょうか?」
フィーの質問に答えたオリヴァルト皇子の答えを聞いたガイウスは呆け、目を細めて呟いたセリーヌの推測に頷いたアンゼリカは新たな質問をした。
「はい。ただし、エレボニアの場合は皇家の代表者達だけでなく、政府の代表者達も交えて話し合いたいとの事で、”亡命政府”の代表者としてレーグニッツ知事閣下と”亡命政府”の支援者であるミルディーヌ公女も参加してもらう予定との事です。」
「父さんも西ゼムリア通商会議に………」
アンゼリカの疑問に対して答えたセドリックの説明を聞いたマキアスは呆け
「それとアリシア女王陛下の話によれば、できれば”空の女神”であるエイドス様にも参加して欲しかったとの事だが、生憎エイドス様からは既に”参加拒否”の返答との事だから、残念ながらエイドス様の援護は期待しない方がよさそうだよ。」
「ま、そうでしょうね。以前会った時も空の女神は自分を含めた”空の女神”の一族が現代の政には絶対に関わるつもりはないって断言していたものね。」
「加えて”ハーメル”の償いも行っていない我が国はエイドス様達の協力を得る”資格”はないとの事だからな………」
疲れた表情で答えたオリヴァルト皇子の話を聞いたセリーヌは静かな表情で呟き、ラウラは複雑そうな表情で答えた。
「つーか、あの自称”ただの新妻”の事だから、”ハーメル”の件にしても政治に関わらない件にしてもそれらは”建前”で”本音”は”家族旅行の邪魔をされたくないから”か”面倒”のどっちかなんじゃねぇのか?」
「そうね……何せ”あの”エステルの先祖だものねぇ……ホント、何であんな両親とは全く似ていない突然変異としか思えないハチャメチャな性格になったのかしら……」
「それでエステルちゃんよりもマイペースなエイドスさんの事ですから、戦争が終われば世界情勢とか気にする事なく”家族旅行”を再開するんで
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ