最終幕〜終焉の夜明け〜 第142話
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「そうだね……今回の件も含めて多くの恩を受けた私達アルノール皇家は女王陛下達リベール王家には一生、足を向けて寝られないね。」
「はい。それに僕達の不徳によってリベールはエレボニアに侵略されかけたにも関わらず、僕達の為にここまでして下さったのですから、戦後リィンさん達シュバルツァー家の方々もそうですけど、女王陛下達アウスレーゼ家にも今まで受けた恩を返す為にも何らかのお礼をしなければなりませんね。」
トワの説明を聞いたユーシスは驚きの表情で声を上げ、ジンとシェラザード、アガットとティータはそれぞれ明るい表情を浮かべ、ティータの言葉に頷いたオリヴァルト皇子はセドリックと共に苦笑していた。
「ちなみに参加国や出席者の方はどうなっているんですか?もしかして、クロスベルとエレボニアを除けば去年の西ゼムリア通商会議と同じ顔触れなんでしょうかね?」
「いや、レミフェリアは去年同様アルバート大公閣下が出席予定との事だが、開催国であるリベールからはクローディア王太女殿下に加えてアリシア女王陛下、そしてメンフィルからは現メンフィル皇帝―――――シルヴァン・マーシルン皇帝陛下が参加する予定との事だ。」
「ええっ!?リウイ陛下やリフィア殿下ではなく、現メンフィル皇帝のシルヴァン皇帝陛下ご自身がですか!?」
「そういえばシルヴァン皇帝陛下ご自身がゼムリア大陸での公式な場に姿を現す事は滅多にありませんでしたわね……」
「ええ。シルヴァン皇帝陛下がゼムリア大陸での公式な場に初めて姿を現したのは3年前の”不戦条約”で、それ以降ゼムリア大陸での公式な場はリウイ陛下やリフィア殿下に任せてシルヴァン皇帝陛下自らが姿を現す事はなかったはずよ。」
アネラスの質問に答えたアルゼイド子爵の説明を聞いたその場にいる仲間達がそれぞれ驚いている中アリサは信じられない表情で声を上げ、考え込みながら呟いたシャロンの言葉にシェラザードは頷いて答えた。
「シルヴァン皇帝陛下………リウイ陛下の子供の一人で、リフィア殿下にとっては父親、そしてセシリア将軍にとっては夫でもある人物か……」
「い、一体どんな人なんだろう……?」
「あの女を側妃として侍らせているんだから、あの女以上に腹黒い皇帝なんじゃないかしら?」
「そんでもって戦闘民族なんじゃねぇのか?メンフィルの皇族共は揃いも揃って戦闘民族みたいだからな。」
「二人ともシルヴァン皇帝陛下に対して不敬過ぎですよ………」
まだ見ぬ現メンフィル皇帝についてガイウスは考え込み、エリオットは不安そうな表情で呟き、ジト目で呟いたサラとアッシュの推測を聞いたエマは疲れた表情で指摘し
「ちなみにクロスベルからは誰が参加するの?」
「クロスベルはヴァイス――――――ヴァイスハイト皇帝とギ
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