デートしてくれま・す・か〜
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・・・っと?
「あ・・・」
何故か転移門からアスナが飛んできて、転移門の前に立っていたキリトと激突。・・・そしてラッキースケベ。
「・・・(イラッ)」
隣にいる親友の苛立ちが高まるのが見ずとも分かった。・・・ん?
「あれってアスナの・・・」
「クラディール?何でアイツが・・・」
紅白の服を来た男がアスナを追い掛けて来たのか転移門から現れる。そしてやや乱暴気味にアスナの腕を掴み・・・
「・・・こりゃ、出てった方がいいかな。咲・・・あれ?」
背後にいた筈の咲がいない。
「(ひそひそ)なあ、あのプレイヤー物陰で何やってるんだ?」
「(ひそひそ)街中であんな重装備で・・・オレンジギルドの連中かしら?」
「え・・・ちょ」
何故・・・こうなった。
咲〜
「聞き分けのないことを仰らないでください・・・さあ、本部に戻りますよ」
アスナの腕を無理矢理引いて連れていこうとするクラディールの腕を・・・キリトと同時に掴んだ。
「「あ」」
思わず行動が被ってしまい、キリトと俺は固まるが・・・すぐにキリトが口を開く。
「悪いな、お前さんのトコの副団長は、今日は俺の貸し切りなんだ」
「貴様ァ・・・!」
化けの皮剥がれるのはぇーなコイツ。
「取りあえずその汚い手をアスナから離せよ、クラディール」
「・・・!貴様・・・何時もアスナ様に付きまとっている漆黒の!」
「いいから離せっつってんだよ。・・・それと、前々からアスナの後付けてたんもお前か」
「・・・貴様こそ、アスナ様の身の回りを彷徨き・・・!」
「悪いけど俺がアスナといるのはアスナ本人とおたくの団長の合意なんでね。てか、アスナの周りをチョロチョロと・・・アンタはまるで餌に集るゴキブリか何かか?」
「なにぃ・・・?」
クラディールは離れるとメニューを操作し・・・俺にデュエルを挑んできた。
「・・・ったく、口で返せないから実力行使・・・ってガキかよ」
「黙れ!すぐにその減らず口を塞いでやる!」
「おい、サキ。ギルドのメンバーは・・・」
「平気だよ。団長には俺から伝えとく。・・・リパル、やれるな?」
『何時でも!』
「ふっ・・・いい返事だ」
俺はデュエルを受け、クラディールから離れた位置に立って方天画戟を構える。周りには騒ぎを嗅ぎ付けたギャラリーが大勢集まってきた。
「さて、と」
眼前には試合開始までのカウントダウン。クラディールはやたら装飾が綺麗な両手剣を構えている。デュエル形式は“初撃決着モード”・・
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