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フェアリーテイルに最強のハンターがきたようです
第3章 帰還編
第14話 謝罪
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が、過去を振り返っても始まらん」
マカロフが意を決したように、立ち上がる。
「アレンの、評議院の話で分かったことは、まず、アクノロギアを倒すことができるのは、ナツをはじめとする滅竜魔導士のみということ。そして、竜の力以外では、いかなる魔法であろうとも、アクノロギアにダメージを負わせられないということ。加えて、アレンなどのアクノロギアと戦う力を持っているモノでも、勝とうが負けようが、相応の寿命を削られてしまうということじゃ」
マカロフは一息ついてから、そのまま言葉をつなげた。
「つまり、多くの、ほぼ全ての魔導士は、アクノロギアに遭遇した場合、逃げるという手段しかとれぬということじゃ。エルザやカグラの剣、ミラジェーンやエルフマンのテイクオーバによる膂力のみに頼った打撃などは、理論上アクノロギアにダメージを与えることができるが、アレンほどにまでそれを高めなければ、それも意味をなさない」
マカロフの言葉に、ギルダーツが繋げるようにして呟く。
「そして、そこまで力を高めても、アクノロギアの攻撃を喰らえば、寿命を削られるってわけか…。さっきの話だと、俺も多少寿命をもってかれているってことだ。まあ、奴の攻撃を喰らって無事でいられるかどうかは置いといても、厳しいな」
ギルダーツが苦虫をかみ砕いたような表情を見せる。
「じゃが、希望はある。評議院は、アレンと存在するすべての滅竜魔導士による決戦を唯一の対抗手段と考えておる。つまり、先のアレンの修行の件と重なる部分もあるが、ナツたちには、今まで以上に力をつけてもらうことになるじゃろう」
「そんなもん、言われなくてもやってやる!」
「ギヒッ!」
「頑張らないと…」
「ふん…」
ナツ、ガジル、ウェンディ、ラクサスがそれぞれ声を上げる。
「じゃが、それは悪魔で最も戦力をアクノロギアに向けられた場合の話じゃ。お主たちも、三天黒龍の話は聞き及んでおるな?」
その言葉を聞き、メンバー全員が沈黙で肯定の意を表す。
「もし、残りの三天黒龍と同時に戦闘となった場合、評議院はアクノロギアに対しては滅竜魔導士を、2体のうちどちらかをアレンが、そして、残りの1体を他の全魔導士をもって殲滅する策しかないと考えておる」
「できれば、そうはなってほしくないわね…なるべく戦力の分散は避けたいところだ」
ウルが考え込むようにして、顎に手をやる。
「…さらに、そこに黒魔導士ゼレフが乗ってくれば、よりややこしい事態となる。じゃが、それをわしらが調節できるわけもない。加えて、今から話すことは、評議院が文献や古書を数年かけて解読し、解明したことじゃが…」
マカロフは一度息を整えるようにして、暫しの間を作る。
「三天黒龍の2体、アルバトリオンとミラボレアス、これらについてはまだ現段階では確認されておらぬらしいが、単純な強さという意
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