SAO:アインクラッド〜神話の勇者と獣の王者〜
ボスモンスター・テイマー
[4/4]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
明……」
セモンの問いに答えるキリト。
「――――ユニークスキル、か」
ハザードか答える。
「ああ、多分、な……」
《ユニークスキル》。
それは、数多の上位スキル――――《エクストラスキル》の最高峰と呼ばれるいわば《専用スキル》のことだ。
エクストラスキルは、『出現条件がはっきりしていないスキル』の総称のことで、《刀》や《体術》、《薙刀》に《斬馬刀》などもこれに含まれる。その習得条件は多種多様で、クエストの報酬だったり、特定下位スキルを馬鹿の様に修行していると出現したりする。
そのほぼすべてが十人以上の習得者を確立させているが、その中でたった一人、多くても二人しか習得者が現れないと目されているスキルが《ユニークスキル》だ。もちろん、システムに規定された名前ではない。最初にこのスキルを獲得した男が、自らのスキルを称して使い始めた名前だ。
現在、公に明らかになっているユニークスキルは、キリトの《二刀流》を含め6つ。そして明らかになっていない物を含めると十五に迫ると言われている。
セモンの《神話剣》や、コハクの《妖魔槍》もその一つだ。
そして今日大衆に明らかになった、ハザードのユニークスキル。
「ハザード、ボスモンスターは、普通はテイムできないよな?あれは、いったい……」
「俺のスキルの能力だ。名前は《獣聖》。能力は、簡単に言えば『フロアボス以外のあらゆるモンスターを、一度だけテイムできる』、と言うものだ」
キリトは驚きに目を見開いた。
フロアボス以外のあらゆるモンスター……すなわちそれは、フィールドボスやクエストモブすら自分の仲間にできるということだ。その能力がいかに強力なのかは、フィールドボスモンスター達の侮れないパワーが証明している。
「……さて、俺達はそろそろ上の階層をアクティベートしに行くぜ」
「ああ……たのむ」
セモンが上の階層へと続く階段に向かう。ハザードもそれを追いかける。
「ちょ、ちょっとセモン!待ちなさいよ!!」
コハクが槍を背中に収めると、二人に続いて駆けて行った。
*
「―――――《二刀流》、か。十一個目のユニークスキルが、ついに明らかになったね」
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ