SAO:アインクラッド〜神話の勇者と獣の王者〜
ボスモンスター・テイマー
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ぁああああ!!」
レノンがグリームアイズを引き倒し、業炎のブレスを放つ。グリームアイズが悲鳴を上げる。レノンの《劫火の吐息》には、継続的にダメージを与える効力があるのだ。
「キリト!キリト!!」
「はっ!」
呆けたようにそれを見ていたキリトに、セモンが呼びかける。
「キリト!なんか隠し玉があるんだろうお前!だったら早く使え!!レノンは……出現していられる時間に限りがあるんだ!!」
「な……」
よくよく見れば、ハザードのHPが少しずつではあるが減って言っているのが見て取れる。そういうことか――――――。
「……わかった」
キリトはメニューウィンドウを操作すると、メイン使用スキルを変更。同時に、新たな剣を背中に呼び出す。
純白の剣。名は《闇を払うもの》。
それをじゃりぃいいん!!と音高く抜き放ったキリトは、山羊頭の怪異に向かって猛然とダッシュした。
「うおぁああああああ!!」
体勢を崩したグリームアイズをねらい、キリトの二刀が炸裂する。
「スターバースト……ストリーム……ッ!」
1、2、3……13、14、15、16。
十六の連撃が、まるで流星群のように降り注ぐ。
ユニークスキル、《二刀流》。かつてアインクラッド第五十層攻略直後に出現した、二刀を操るスキル。
その上位剣技が、ボスモンスターの体を穿っていく。
「ぁああああああ!!」
「ゴワァアアアアア!!!」
いつしか、絶叫していたのはキリトだけではなくなっていた。
グリームアイズは、ぴしりと動きを止めたかと思うと、その体を無数のポリゴン片に四散させた。
同時に、レノンが再び赤い魔方陣に包まれ、子龍の姿になる。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
「おつかれ、キリト」
「ああ……」
そのまま、キリトが倒れてしまった。
「キリト君!!」
アスナがキリトを抱き起すと、すぐにキリトが目を覚ました。
「馬鹿っ……あんなに無茶して……」
アスナがキリトに回復ポーションを飲ませている間に、ハザードが《軍》の生き残りたちに声をかける。
「お前ら、自分たちだけで本部に帰れるな?たったあれだけの人数でボス戦に挑戦することは二度としないように上に報告するんだ。分かったな」
「は、はい……。あの、ありがとうございました!」
全員が足早に部屋を出ると、そのまま転移結晶で離脱していった。
「ったく……で?キリト、さっきのあれはなんだ?」
「……エクストラスキルだよ。《二刀流》。一年前くらいのある日、突然スキルウィンドウに出現してたんだ。入手条件は不
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