暁 〜小説投稿サイト〜
フェアリーテイルに最強のハンターがきたようです
第2章 天狼島編
第8話 おかえり
[4/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
格が変わってしまったみたいに優しい雰囲気のミラに、少し面白くなって、味を占めていた。
――ゴゴゴゴゴゴッッ!!
エルザ、カグラ、ウルティアが、アレンに威圧を掛ける。カナもなんとなく睨みつける。
グレイ、ジェラールにリオンなどは、呆れた様子でそれを見ていた。
「い、いや、冗談だって…ただ、なんか、その、ミラの雰囲気が違うから、楽しくなっちゃって…」
アレンは4人に弁明するように声を掛ける。
「「「「ミラは4年前からこんな感じだー!」」」」
ギャー!!…というアレンの叫び声をBGMに、フリードとビックスロー、エバがラクサスの存在に気付く。
「ラ、ラクサス…」
フリードたちは、小刻みにプルプルと震えながら、ラクサスを見つめる。そして…
「「「ラクサース!!!」」」
3人は泣きながらラクサスに抱き着き、フリードに至っては頬をこすりつけていた。
「うざっ!」
そんな様子を見て、エルフマンが神妙な顔で口を開く。
「相変わらず厳しいな、マスターは…」
ラクサスの破門を、取り消すつもりのないマカロフの様子をみて、発した言葉であったが、アレンは全く違う風に捉えていた。
アレンはエルザ、カグラ、ウルティアから不貞腐れたような視線を受けつつ、ミラに抱擁されながら…
「そうだなー…何やらかしたかは知らねーが…破門『中』か…ふっ」
その言葉からは、いつかは解除する、と言っているようなものだと、アレンは思ったのだ。
「さーて、アレンも傷の方は大丈夫そうだし、試験の続きだー!」
「今からやるの?」
ナツの頓珍漢な言葉に、ハッピーも驚きを隠せない。
「あほか、お前は!そんなボロボロの身体で、どう戦うんだ!」
「あー?余裕だねー魔力なんかなくたって、全員ボコボコにしてやらー!」
「んだとー!」
「やんのかー!」
いつの間にか、ナツとガジルが喧嘩を始めていた。
「ちょ、ちょっと、ガジル、やめなよ」
それをレヴィがさりげなく宥める。
「とりあえず、キャンプまで戻りませんか?」
「少しは休まないと、身体が持たないわ」
ウェンディとシャルルが最もな提案をする。
と、同時にビックスローとフリードがラクサスを抱えて歩き出す。
「そうだな、キャンプに戻ろう。よし、アレン、私が担いでやるから、背中に乗れ」
エルザが膝を着き、アレンを背負うそぶりを見せる。
「なにいってんのよ、私が担ぐのよ、ほら、しっかりして、アレン」
ウルティアがエルザの提案に茶々を入れる。
ミラとカナ、カグラも私が!と言う前に、アレンが口を開いた。
「あー、7年ぶりだし、5人全員に支えてもらおうかな…」
そんなアレンの言葉に、5人は頬を赤らめて、「し、仕方ないな…」と言いながら、アレンを支えながら歩く。
「ふふっ…」
アレンが笑う。
「なんだ、何かおかしい
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ