第八十話 地下神殿の死闘・後編
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でカトレア達が待っているから早く行っておあげ」
マクシミリアンは魔法衛士隊の『消毒』を監督する為にアンリエッタから離れていった。
アンリエッタは、結局何も出来ずに終わった自分の不甲斐なさを悔やみ、ぽろぽろと涙を流し続けた。
そんな時だった。
何処からとも無く声が聞こえてきたのは……
『我々のために泣いてくれてありがとう』
「え?」
アンリエッタは辺りを見渡すが誰も居なかった。
幻聴だったのだろうか、その後も耳を済ませても何も聞こえなかった。
「アンリエッタ様、いかがいたしました?」
「なんでもないわミシェル。行きましょうか……」
幻聴であろうがなんだろうが、ほんの少しだけアンリエッタの心は救われたのは確かだった。
地下の脅威を取り除いた事で、
工兵隊が地下迷宮に入り、地下神殿で研究価値のある物品を地上まで上げ、後日トリスタニアの美術館に移されると、地下神殿へ続く一部の通路以外は爆薬で発破したりと様々な方法で潰された。
その後、地盤の補強の為にコンクリートが流し込まれ、トリスタニア増築計画の基礎は出来上がった。
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