暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトス 〜五年後のお話〜
学園生活
第十二話 入院初日!
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かど
でぶつかったあの女性である。まさか新しい教師だったとは驚きである。今日の朝いきなり会議で紹介されたときには驚いて声を上げてしまった。


今は昨日とは違い、ちゃんとした黒のスーツを着ている。かなり綺麗で、クラスの女子はランスロット先生を見て惚けてしまっている。

「うわぁ・・・凄く綺麗・・・」
「モデル見たい・・・」


そう言えば西条と関係があると言っていた。まさかこの人が昨日の犯人では・・・いや、考えすぎか。


「じゃあ今日の二校時目の実習の授業からランスロット先生に教えてもらいます。では、これで今日のSHRは終わりでーす。皆さーん、帰ってきてくださーい」

「「「「はっ!!!」」」」


惚けていた生徒達が山田先生の声で我に帰る。こうして新任のランスロット先生を加え、一日の朝が始まった。







     ◆      ◆      ◆

二校時目


第三者SIDE


二校時目になり、今はグラウンドに一組と二組の生徒が集合している。
みんな新しい先生の初めての授業なので期待しているようだ。

「みんな揃ったかー?授業始めるぞー」

アレスがそう声をかける。
今のアレスはスーツではなく、いつも着ている赤色のジャージである。


「ランスロット先生・・・ジャージも似合う!!」

「これは早くファンクラブを作らなければ!!頑張るよ、みんな!!」

「「「ラジャ!!!」」」

・・・早速人気が出ているらしい。


ちなみに今あるファンクラブは
織斑一夏・織斑千冬・西条輝龍の三つである。ただいま一番人気は輝龍のファンクラブである。



「こらそこ、喋ってんじゃないぞ。じゃあこれから今日の授業でやることを教えるね。」


その声で話し声が止み、みんなが集中してアレスの話を聞いている。



「この授業は実技ですが、まだみんなははっきり言ってドの付く初心者です。なのでまだISに乗ることはできません。では、何をするのかと言うと―――」





「『鬼ごっこ』をします」




「「「「へ?」」」」


生徒から間の抜けた声が出る。
無理も無い。授業でいきなり鬼ごっこをすると言われたら驚いてしまうだろう。


「先生」

そんな生徒たちの中から一人の少女が手を上げた。
アリシア・アルバレルトである。

「鬼ごっこってあの鬼ごっこですよね。」

「ああ、そうだね。まあ少しルールは違うけどね」

「そんな事をする意味があるのですか。」

「お、質問だね。えーと・・・名前は?」

「アリシア・アルバレルトです」

「そうか、アリシアね。じゃあアリシア、その質問に
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