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『外伝:赤』崩壊した世界で大剣豪とイチャコラしながら旅をする
裏側-ひかりあればやみあり-
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く。
その後ろには、腕を組んで険しい顔でこちらを見る賢狼と、対照的にニコニコしている柏原。
逃げ場は、ない。
「呪うんなら僕を呪ってもらってかまわないよ。それじゃあね。おじさん。」
「…!!」
男が最後に見たのは、闇
怨みの込められた、不自然なほどの黒に覆われた。
「お疲れ様です。堂本くん。」
「いいよ別に。これが仕事なんだから。」
仕事≠終え、パンパンと手をはらう堂本。
無機質な地下室には3人のみで、十数人程の葛城財団の者達は死体もなく、どこかへ消えてしまっていた。
「本当にすまない。このような事、子供に頼むべきことではないと思っているのだが…」
「だからいいって賢狼さん。これが僕が呼ばれた理由なんだし、この能力があるからこそ僕はエインヘリアル≠ノいる。使わない方がダメだ。それに、」
何も無く、ただ天井からぶら下げられた白熱電球が揺れているだけの部屋を見つめる堂本。
「僕は、普通の子供じゃないんだから。」
最後に部屋のドアを閉め、彼らは取調室を後にした。
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